小籔千豊が主宰するフェス『KOYABU SONIC 2026』(コヤソニ)が、9月21日(月・祝)~23日(水・祝)の3日間、インテックス大阪で開催されています。14回目を迎え、関西を代表するフェスとなったコヤソニですが、惜しまれつつも今回がファイナル。最後のコヤソニも「音楽×笑い×ゲーム」をテーマに、小籔自らがブッキングした豪華アーティストと人気芸人が集結しました。ここでは、会場が熱気に包まれた初日の模様をレポートします!

くまま「みなさんは立派な右腕です!」
前説を務めたのは、アンバサダーの紅しょうが・稲田美紀です。稲田が「一発目のアーティストは……くまま!」と呼び込むと、朝イチから集まったファンから大歓声が上がりました!

観客からの「くままーー!」の声に応えて登場したのは、ピンクの衣装に身を包んだ紅しょうが・熊元プロレスにそっくりな“伝説のアイドル”くままです。
「伝説のスタート!」
くままはこう叫ぶと、ステージを端から端まで駆け回りながら約10分のメドレーを全力パフォーマンス。息も絶え絶えになったところで稲田が酸素ボンベを持ってくる、という“小ネタ”も忘れません。

続いてデビュー曲の「くままは屈強」を披露。客席も一体となって踊りますが、くままのMCが思ったよりも少なかったために、予定より早く終わってしまい……慌てて「くままは屈強」を再び歌うことに!? 「みなさんは立派な右腕(くままのファンネーム)です!」と呼びかけながら限界まで歌い切るくままに、客席から「頑張れー!」と熱い声援が飛びました。
その後、紅しょうがの2人が出演するコヤソニのオープニングVTRがスタート。さらに、「コヤソニは日本のフェスの中で会場内のおまわりさんの数がダントツ」という小籔が取り組む、大阪府警察本部と住之江警察署によるPRタイムが始まり、「一緒に大阪の町を守りましょう!」と未来の警察官を募集しました。

ネタパートでは、「おもろいオレがマジでおもろい芸人しか呼んでない!」と豪語する東西の人気芸人たちが集結しました。
エルフ、カベポスター、隣人、ビスケットブラザーズ、アキナ、ヘッドライト、レインボー、ダイアン、シャンプーハット、フットボールアワー、カゲヤマ、ネルソンズ、ジャングルポケット、クロスバー直撃、相席スタート、ちょんまげラーメン、見取り図、しずる、NON STYLE、めぞん、ピュート、軟水、紅しょうが、スリムクラブ、佐久間一行、笑い飯が3ブロックに分かれて登場!
コヤソニ常連組から小籔が注目する若手まで勢ぞろいし、漫才やコントで笑いを巻き起こしました。



「ランチの味がしなかったくらいうれしかった」
アーティストのトップバッターを飾ったのは、アキナ・山名文和&宇都宮まき夫妻の子どもたちも大ファンだという、原宿発の3人組クリエイターアイドル・竹下☆ぱらだいすと、キッズグループ・MADAMADAの2組です。
MADAMADAは竹下☆ぱらだいす・あぃりDXがプロデュースしたキッズグループで、メンバーのこころ、おとは、こじろう、ここ、りお、きいちの6人が登場し、エネルギッシュでキレキレのダンスを披露します。

続いて、竹下☆ぱらだいすが登場。あぃりDX、だーご、しんぢくんが個性あふれるカラフルな衣装とハイテンションなMCで会場を盛り上げ、ラストの「Blue Pink Yellow」では大人も総立ちに!

小籔は「MADAMADAは、小さい子がダンスできるんかな思ったけど、すごかった! 表情管理もすばらしい!」と絶賛でした。
続けて、ニガミ17才が3年ぶりに登場すると、小籔は「最後のコヤソニに出ていただけてうれしいです!」と紹介。お笑い好きのボーカル・岩下優介は、「世界中のフェスの中でコヤソニがいちばん楽しい! 30分を担わせていただけて誇りです」とコヤソニ愛を爆発させます。
そして、平沢あくびの浮遊感あるシンセと、変拍子を駆使した予測不能なグルーヴで会場を魅了し、未発表の新曲も披露。ラストは難しい5拍子の手拍子をレクチャーして客席と一体になりました。

ライブ終了後、平沢は「オファーがきたとき、食べていたランチの味がしなかったくらいうれしかった」と振り返りました。
「コヤソニでライブをやらないと夏が終わらない」
コヤソニ初登場のブランデー戦記は、大阪発の3ピースロックバンド。小籔は「MVを見て好きになって、生で見たいとオファーしたら受けてくれた! すごいぞ!」と会場をあおります。
ボーカル・ギターの蓮月が「大切な人を傷つけてしまわないかという怖い気持ちと、伝えたいことをとじこめた曲」と紹介した「Fix」では、繊細さと力強さを併せ持つサウンドを届けました。

小籔とのトークでは、東京のレッスンスタジオでドラムのボリと出会った際のエピソードも披露。練習熱心でまじめな一面を引き出したうえで、関西出身の3人が影響を受けた音楽、楽曲制作について聞いた小籔は、「オレもちゃんと練習しなあかんな」と気を引き締めていました。
続いて、初回から出演し続ける、コヤソニには欠かせないサニーデイ・サービスが登場。夏の空を思わせる「青空であること」で爽やかに幕を開けると、ボーカル・ギターの曽我部恵一は「コヤソニは1回目から呼んでくれて……いろんな思い出があります」としみじみ語ります。
「恋におちたら」「コンビニのコーヒー」「青春狂走曲」など“コヤソニ定番曲”で会場はハンドクラップに包まれました。ラストの「セツナ」では壮絶な即興プレイを披露し、小籔も「心から音楽を楽しんではる感じ! すごい」と圧倒されていました。

トークでは、雨のステージで感電しそうになったことや、打ち上げでカラオケをしたコヤソニの思い出を披露。ベースの田中貴は「またいつかやってほしい。コヤソニでライブをやらないと夏が終わらない」と語りました。
常連のカジヒデキ「こんなに楽しいフェスはない!」
「元気なオジさま。一瞬にしてスウェーデンにしてくれます」と紹介されて登場したのは、ソロデビュー30周年のカジヒデキです。2010年の第3回から毎回出演するコヤソニ常連のひとりであるカジは、「コヤソニ、サンキュー!」と登場しました。

恒例の「甘い恋人」を熱唱し、観客の「甘い、甘い」の大合唱に「泣きそうです。本当にありがとう」と感極まる場面も。小籔と親しくなるきっかけとなった曲「シヴィラはある日突然に」では小籔もステージに登場し、コラボ歌唱を披露します。
さらに、コヤソニの思い出の曲として披露したのは「HEY HEY BABY POP」。吉本新喜劇の宇都宮まきも登場し、当時のステージを再現したポップなパフォーマンスで観客を魅了しました。MCでは「こんなに楽しいフェスはない。大好きだったので、終わるのが寂しい」と思い出いっぱいの様子でした。


続いては、小籔と同じ大阪市住之江区出身の24歳のラッパー・Red Eyeが登場。「BSスカパー!」で放送されていた番組『BAZOOKA!!!』の「高校生RAP選手権」で2019年にチャンピオンとなったことをきっかけに頭角を現し、昨年は武道館公演を成功させるなど、いまもっとも勢いのあるラッパーのひとりです。
身体の芯までビリビリと響くような重低音が会場を満たすなか、ハイトーンでありながらも重みのある独特な声を響かせ、会場を一気に自分色に染め上げます。「ADVISE (Remix) feat. ARARE」では、「ラップというと悪そうなイメージがあるかもしれませんが、本質的なものはブレずに自分を貫いて成り上がっていく文化だと思う。僕を見て少しでも感じてもらえたら」と熱く語りました。

「かわいらしいけど、演奏はえげつないくらいしっかりしてます」と紹介されて登場したのは、3年連続出演のサバシスターです。「覚悟を決めろ!」「My girlfriend is PIZZA OF DEATH」「君が笑うほど夢中にっ!」を続けざまに披露し、まっすぐな言葉をキャッチーなメロディーに乗せてフロアを沸かせます。
小籔がMVに出演した「ドゥルーピーアイズ」や、9月2日発売の新EP『働くサバたち。』から「来て」も披露しました。

小籔とのトークで、サバシスターが最近ハマっている芸人として“白物屋家電ノ助”と挙げると、女と男・市川が扮する白物屋家電ノ助がステージに登場! ボーカル・ギターのなちは「冷蔵庫」で謎かけを披露し、家電ノ助から“白物屋なちの滝”という二つ名を授けられました。
新しい学校のリーダーズが圧巻のパフォーマンス
トリの直前、小籔と今別府直之がステージに登場。小籔が改めて感謝します。
「皆さん『小籔さんすごいですね』と言っていただけるんですけど、僕じゃない。スタッフの皆さんのご尽力、出演者の皆さんのおかげです」
すると今別府が「思い出しますよねぇ……」としみじみ。台風の接近による暴風雨に見舞われた2012年や、これまでの出演アーティストとの思い出深いエピソードを振り返る場面もありました。
初日のトリを飾ったのは、唯一無二の個性とパフォーマンスで国内外を熱狂させる4人組・新しい学校のリーダーズです。メンバーがステージに現れると、大歓声が会場に響き渡ります。

“首ふりダンス”でおなじみの「オトナブルー」で観客のボルテージは早くも加速。新アルバム『From Tokyo with Love』に収録されている「Oi AG」ではエナジーあふれるシャウトが飛び出し、会場はどんどんヒートアップします。
「TTTTOKYO」では歌詞の一部を「OSAKA」に変えて歌うサービスもあり、客席は大盛り上がり。「UTAGE HIKARU Pineapple Kryptonite Remix Mashup」の強烈なビートと4人の変幻自在なダンスが観客を魅了し、「Fly High」では力強いビートに乗せてテンションを一気にぶち上げ。「Tokyo Calling」ではSUZUKAが客席に降り、通路を練り歩きながら会場を煽りに煽ります。

そしてラストナンバーの直前には、SUZUKAが再び客席に降り、観客一人ひとりにマイクを向けてコール&レスポンスを展開。鳴り止まない歓声とともに幕を開けた「One Heart」では、メンバーと観客が曲に合わせて大きく手を左右に振り、会場は一体感に包まれました。
フォートナイトは今年も大盛り上がり!
会場となったインテックス大阪の4号館には、今年もゲーム「フォートナイト」のエリアが開設されました。吉本新喜劇の座員たちが登場して、来場者と一緒にプレイする一幕も。
初日の第3部には、らいふがーど、LiaqNといった有名プレイヤーが登場。自己紹介を行ったあと、一緒にプレイする参加者を募ります。朝から来て1回も当たっていない人でじゃんけんをしようとすると、コヤソニ「フォートナイトエリア」の常連であるキャプテンしょーたも登場。
それからLiaqNチーム、らいふがーどチームに分かれてゲームがスタートします。選ばれた来場者は憧れのプレイヤーと一緒にフォートナイトをプレイ。両チームとも「ビクロイ(ビクトリーロイヤル)」を獲得するなど白熱の接戦となり、会場に詰めかけた人たちも釘付けです。

ゲームを終えたらいふがーど、LiaqNは「めちゃくちゃ楽しかったです」と笑顔。イベント終了時には2人との記念撮影に長い列ができました。ほかにも新喜劇メンバーの解説サイン色紙のプレゼント抽選会、そして締めくくりには会場全員でじゃんけん大会が行われ、大盛り上がりのフォートナイトエリアでした。
アニメ『キングダム』とのコラボステージも!
ほかにも、4号館のセカンドステージでは、芸人たちが多数登場して協賛企業のPRなどを行いました。初日はTVアニメ『キングダム』とのコラボステージが実施。ステージ上では、「現在、最新刊まで読んでいるマンガはキングダムだけ」という小籔がキングダム愛を熱く語りました。
会場内には、アニメで主人公・信を演じる声優の森田成一からのメッセージが流されます。森田は「眼の前の観客は軍勢、ステージは函谷関の上」と力説すると、小籔にコール&レスポンスを伝授。
そして、グッズを買ってフェスを楽しんでほしいとアピールし、「小籔隊のみんな、グッズを買って戦場に突撃だ〜!」と煽りました。映像を見た小籔は、森田について「吉本で言うたら阪神巨人くらいすごい方」と説明。そして伝授された、「てめぇら、天下を獲りに行くぞ!」「オー!」のコール&レスポンスで盛り上げます。

今回は、小籔がセレクトしたキャラクターがデザインされたコラボTシャツやトートバッグなどが販売されています。モニターに各種グッズが映し出されると、小籔は自身が好きなキャラクターを明かし、コラボグッズのキャラについては候補の中からの組み合わせにこだわったとアピールしました。
開催概要
『KOYABU SONIC 2026』
日程:2025年9月21日(月・祝)、22日(火)、23日(水・祝)
時間:9:30 open/10:30 start
会場:インテックス大阪 4号館・5号館
(大阪市住之江区南港北1-5-102)
公式ホームページ:https://www.koyabusonic.com/
公式X:https://x.com/koyabusonicfest
公式Instagram:https://www.instagram.com/koyasoni/
