金魚番長が有終の美!『UNDER5 AWARD』決勝戦は熾烈な争いに

“芸歴5年目以下”という制限以外はプロ・アマ、人数、年齢、笑いのジャンル、全て問わないという若手芸人限定の大会『UNDER5 AWARD』。6月18日(日)、その決勝戦が東京・ルミネtheよしもとで行われ、エントリー総数1797組の中から金魚番長が初代王者の称号を手にしました。

ニューヨークがMCを務めた決勝戦には、あくびぼうや、イチゴ、エナマキシマ、キャプテンバイソン、金魚番長、三遊間、どんちっち、ハマノとヘンミ、ライムギの9組がファイナリストとして出場。当日に行われた抽選会によって9組がA、B、Cの3つのブロックに振り分けられ、雌雄を決する戦いへ挑みました。

出典: FANY マガジン
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Aブロックには三遊間、あくびぼうや、ハマノとヘンミ、Bブロックにはイチゴ、キャプテンバイソン、どんちっち、Cブロックにはエナマキシマ、ライムギ、金魚番長がそれぞれ名を連ね、ブロックを勝ち上がった3組がファイナルラウンドを戦ったのち、初代王者が決まりました。

決勝戦を前に自身のYouTubeチャンネルでも“徹底解説”と題して動画を投稿したニューヨークの嶋佐は「(芸歴)15年目以上の賞レース『THE SECOND』1回目が先日行われて、めちゃくちゃ盛り上がって(『UNDER5 AWARD』は)その真逆の大会で本当に若手チャンスですよ」と決戦前のMCで語ると、相方の屋敷も「こんな大会ないですよ」と2人そろって興奮気味にコメントしました。

出典: FANY マガジン
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そんな新たな賞レースの審査員は、笑い飯・哲夫、佐久間一行、NON STYLE・石田明、ナイツ・塙宣之、かもめんたる・岩崎う大、チョコレートプラネット・長田庄平という、漫才、コント、ピン芸の実力派芸人が担当し、それぞれが一番面白かったと思うコンビの札を上げる審査方式がとられました。

MCの屋敷から「上方漫才大賞優秀新人賞をはじめ、関西の漫才コンテストを総なめ。『M-1グランプリ2008』チャンピオン、常勝漫才師」と紹介された石田は「あんまり言いたくないですけど、賞金総額1億3千500万円です」と第一声を上げると、嶋佐は「えー!?」とリアクション。「(『UNDER5 AWARD』の賞金)100万円を何回獲ったらいいの」と驚きを隠せない様子を見せました。

出典: FANY マガジン
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石田のコメントから、さらに若手芸人へ夢を与えた中でスタートした決勝戦。トップバッターを務めた三遊間は、すでに先輩芸人からもその実力を認められる安定した漫才を披露すると、続いて登場したフリーで活動するあくびぼうやも、その独特な雰囲気の漫才で観客、審査員の心をつかみました。Aブロック唯一のコントで勝負に挑んだハマノとヘンミも、決勝戦まで勝ち進んだ“勝負ネタ”で最後の戦いに挑戦。結果は、三遊間1票、あくびぼうや4票、ハマノとヘンミ1票で、あくびぼうやがファイナルラウンドへと進みました。

Bブロックも、イチゴ、どんちっちが漫才、キャプテンバイソンがコントを披露。『UNDER5 AWARD』では一番の“ベテラン”にあたる芸歴5年目のイチゴは場慣れした余裕さも感じられるような4分間を見せ、普段は大阪を拠点に活動するどんちっちも、決勝の会場となったルミネtheよしもとは初舞台だったにもかかわらず、緊張する様子も見せずに客席を沸かせました。そして、芸歴4年目、プロダクション人力舎所属のキャプテンバイソンが準決勝でも評判の高かったネタで審査員から4票を獲得し、Bブロックを突破しました。

Cブロックは3組とも漫才を披露。なかでもエナマキシマとライムギは大阪NSC42期生の同期対決となり、より一層注目されました。9組の中でトリを務めた金魚番長はBブロックのイチゴ同様、東京・神保町よしもと漫才劇場所属でラストイヤー。つかみからその舞台経験の多さを発揮した漫才で、審査員から満票を獲得してファイナルラウンドへと勝ち上がりました。

あくびぼうや、キャプテンバイソン、金魚番長の3組によるファイナルラウンドもそれぞれファーストラウンドと同じジャンルで勝負。くじ引きで決定した出番順はA、B、Cブロックの順番通りとなりました。

出典: FANY マガジン
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ファーストラウンドは審査員が一斉に札をあげていましたが、ファイナルラウンドでは石田、う大、長田、佐久間、哲夫、塙の順で一人ずつ札をあげ、キャプテンバイソンが2票、金魚番長が4票を獲得。見事、金魚番長が初代王者となり、雌雄を決しました。

出典: FANY マガジン
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それぞれの決勝のネタは期間限定でFANY公式YouTubeチャンネルにアップされていますので、ぜひご覧ください。

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