4月15日(土)、「島ぜんぶでお~きな祭 第15回沖縄国際映画祭」期間中に、那覇市の桜坂劇場ホールAで『嘘の起源「絵掻きうた/ホワイト ライ」』の上映と舞台挨拶が行われました。
「嘘の起源」は嘘をテーマに新進気鋭の映画監督がそれぞれの作品を製作するショートムービープロジェクトで、第一弾として今回の2作品が完成。『絵掻きうた』は、「相手の抱える本当の気持ち」が描く絵に現れてしまうという、不思議な似顔絵師の青年と、彼を取り巻く人々を描くストーリー。『ホワイト ライ』は、音楽の才能で海外への道が開けようとする就活生が、過去の自分と向き合い成長していく物語となっています。
舞台挨拶には、『絵掻きうた』の後藤大、『ホワイト ライ』の瑚々、川田広樹(ガレッジセール)が登壇。後藤が「お足元の悪い中、見に来てくださりありがとうございます」と丁寧に挨拶をする隣で、舞台の立ち位置メモを握りしめながら「よろしくお願いします……すごく緊張していて」とガチガチな瑚々に、会場からは「可愛い~」と歓声が起こりました。
作中の似顔絵を描いているのは…
初主演ながら堂々とした演技を見せた後藤は、「素晴らしい監督と共演者と一緒に作品に携われて、心の底から光栄です」と語り、さらに「作中の似顔絵はすべて僕が描いているんです」と明かすと、会場から驚きの声が上がります。絵の個展も開いているという後藤の実力が明かされると、会場からは納得のどよめきが聞かれました。
『ホワイト ライ』で、主人公にセクハラまがいの言動をする教授を演じた川田。普段は優しくて可愛らしいという瑚々について、「劇中で、僕に怒って机を叩いてすごむシーンがあるんですけど、それがもう迫力があって、普段とのギャップにビックリしました」と語ってくれました。
「今までついた印象的な嘘は?」という質問に後藤は、「最近だと、ヘルシーな生活を目指して砂糖断ちしていると公言していましたが、先週の誕生日あとから何度も甘いものをバクバク食べてます!」と可愛らしい嘘を暴露。
一方の瑚々は、「小さい頃、幼稚園生だった妹にスプーンに乗せたワサビを、ずんだだよ~って、だまして食べさせて泣かせてしまい、親にめちゃくちゃ怒られました…」というぶっちゃけエピソードを披露し、会場を爆笑で包みました。
最後に、後藤が「僕の大好きな映画と絵が2つ合わさった、この素晴らしい作品を見ていただけて幸せです。俳優としても、絵描きとしても頑張っていきます」と力強く話し、瑚々も「小学校5年生から仕事をしていて、自信のある時やない時もありますが、皆さんに支えてもらって続けられていけます」と感謝を述べ、この日の舞台挨拶は大盛況のうちに幕を閉じました。
島ぜんぶでお~きな祭 第15回沖縄国際映画祭は2023年4月15日(土)、16日(日)の2日間、開催されています。
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『嘘の起源「絵掻きうた/ホワイトライ」』
絵掻きうた
キャスト:後藤 大、岡野海斗、秦健豪、古賀成美
監督:杉岡知哉
公開年:2023年
ホワイト ライ
キャスト:瑚々、田口愛佳、安井謙太郎、川田広樹
監督:谷口雄哉
公開年:2023年