4月16日（日）、「島ぜんぶでお～きな祭 第15回沖縄国際映画祭」期間中に、那覇市の桜坂劇場 ホールCで『日光物語』の上映と舞台挨拶が開催されました。
この作品は、日光二社一寺への参道入口にある人気カフェを舞台に、カフェを経営する大場嘉門とその家族を中心に、町の人々や日光を訪れる人々など、人と人が織りなすヒューマンコメディです。
舞台上には、五藤利弘監督と、この作品で主演をつとめたスネオヘアーが登場。開口一番「武藤十夢です」というスネオヘアーの挨拶に会場からは笑いがおこり、和やかな雰囲気のなか舞台挨拶がスタートしました。
栃木の日光をなぜ舞台にしたのかという質問に五藤監督は、「日光で映画をとりませんかと誘われたのがきっかけです。日光って、徳川家康とかのイメージがあって、なんとなく敷居が高いって考えていた。映画なんか撮らせてくれないんじゃないかって思っていたけど、世界遺産などでも撮影させてくださったりして。本当にありがたかったです」と、撮影秘話と語りました。
出演オファーは撮影の１週間前
スネオヘアーに対して「これまで何度も映画の音楽をやってもらっていて、信頼していたので主演をお願いしました。すごくおもしろくやってくださったなって。コメディ映画ってすごく難しいんですよね。それをほどよくやってくださった」と五藤監督が絶賛すると、スネオヘアーは「でもオファーがきたのは（撮影）1週間前だったんですよ。誰かにドタキャンされたのかなって思った」と裏話を暴露して、会場の笑いを誘っていました。 五藤監督が「僕は（映画『男はつらいよ』の）寅さんみたいに続編を作りたいので、みなさんに盛り上げてくいただけたらうれしいです。なかなか沖縄で映画上映していただけることなんてないので、今回は貴重な機会でした。どこかで映画がかかったら、ぜひ観てください。そして、日光に行く機会があったらぜひ名所を巡ってみてください」と最後の挨拶をすると、スネオヘアーも「こんなにたくさんのかたが来てくださるなんて、本当にありがたいです。せっかくの晴れの貴重なお時間なのに、映画を観てくださってありがとうございました」との言葉で締めくくり、この日の舞台挨拶は終了しました。
島ぜんぶでお～きな祭 第15回沖縄国際映画祭は2023年4月15日（土）、16日（日）の2日間、開催されました。
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日光物語
キャスト：武藤十夢、スネオヘアー、宝田明、九十九一、伊藤克信、吉永アユリ、三坂知絵子、岩瀬顕子
監督・脚本：五藤利弘
公開年：2022
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