元・超新星のユン・ソンモが日本映画初出演で魅せる『ランサム』舞台挨拶

4月15日（土）、「島ぜんぶでお～きな祭第15回沖縄国際映画祭」期間中に、那覇市の桜坂劇場ホールAで『ランサム』の上映と舞台挨拶が開催されました。

ソンモを主演に迎えた本作は、暗黒街の超大物の娘が誘拐されてしまうことから始まる室賀厚監督渾身のクライムアクション映画です。

上映終了後には舞台挨拶が行われ、主演のソンモをはじめ、吉田玲、室賀厚監督が登壇しました。会場に訪れたファンの中には「ランサム」と書かれたうちわを持ってステージにアピールする人もいて、華やかな舞台挨拶となりました。

日本映画初出演の感想を聞かれたソンモは「初めて日本語の演技に挑戦しましたが、監督や玲ちゃん、その他の出演者の皆さんに手伝ってもらって、『ランサム』という一つの芸術作が生まれたと思います」と映画への思いを語りました。

コロナ禍での映画製作

続けてソンモは、撮影で大変だったことを問われ「コロナ禍のスケジュールだったので、日本へ行くことができず、最初はリモートでのコミュニケーションが多かったことです。アクションシーンは、日本での滞在時間の制限もあったため、合わせる時間も少なく大変でした」とコメント。

本作の出演について、吉田は「バイオレンス映画は苦手でしたが、監督に教わりながら必死に頑張りました。ソンモさんは日本語も上手で、カメラへの映り方なども教えていただいて、いろいろと助けてもらいました」と撮影の裏話を披露しました。

室賀監督は「ソンモさんが主演ですし、アジアンテイスト満載の作品にしたかった。コロナ期間中だったので、会えなくてずっとリモートでのやり取りが行われました。撮影時間も限られていましたが、チームワークが良かったので成し遂げることができたと思います」と、作品が完成したことへの喜びを話しました。

舞台挨拶も終盤に差し掛かったころ、突然、監督からサプライズがあり、映画で悪役を演じた役者の面々が客席からステージに呼ばれる場面も。思いがけない登場に、会場からは大きな拍手が起こりました。最後にソンモから「沖縄には以前も映画祭で来ました。その際は歌手として歌を歌わせてもらいました。今回は役者として来ることができて嬉しいです。愛着がある作品『ランサム』が7月に公開されますので、周りの方たちにぜひ宣伝をよろしくお願いします。今日ここにいる俳優の皆さんの応援もよろしくお願いします」と、作品と役者仲間への思いを語り、温かい雰囲気の中、舞台挨拶は幕を閉じました。

島ぜんぶでお～きな祭第15回沖縄国際映画祭は2023年4月15日（土）、16日（日）の2日間、開催されています。

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