「手ぬぐいってアートだな」永楽屋×COOKIE 京都国際映画祭2023コラボレーション新作発表会開催

10月13日(金)~10月15日(日)の3日間、よしもと祇園花月をはじめとした京都市内の各会場にて「京都国際映画祭2023」が開催されています。今年の京都国際映画祭では、当映画祭の名誉実行委員長を長年務められた中島貞夫監督の追悼上映をはじめ、映画上映や舞台挨拶、アート作品の展示やオンライン企画なども同時に展開し、映画もアートもその他も全部お楽しみいただけます。

初日となる13日(金)には、京都市中京区の『細辻伊兵衛美術館』で、『永楽屋✕COOKIE 京都国際映画祭2023コラボレーション新作発表会』が開催されました。

COOKIEに変わり、おかけんたが登場!

出典: FANY マガジン
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イベント当日、体調不良のCOOKIE(野性爆弾くっきー!)に変わり、京都国際映画祭アートプランナーのおかけんたが、永楽屋十四代目当主の十四世 細辻伊兵衛氏とともに発表会を行いました。まず京都の老舗綿布商『永楽屋』とアーティスト“COOKIE”がコラボした新作が珍しい手ぬぐいサイズのキャンバスに描かれていること、この作品が商品化されること、そして、同館1階では映画祭期間中のみ、新作とCOOKIE作品をとともに特別展示することも発表されました。

けんたがまず作品が展示される美術館について説明、アーティストの手がけた手ぬぐいが多くあることなどに触れ、「手ぬぐいってアートだなと感じた」と話すと、細辻氏と映画祭との関わり、昨年の展示などについても振り返りました。細辻氏も「通常の見せ方とは違った趣があった、非常に好評だった」と回想。今回のコラボについては、COOKIEの作品を初めて見たとき、世界でも最高峰のアーティストになると感じたと力説。さらに滋賀で同郷である、干支と血液型も同じとアピール。「めっちゃ調べましたね!」と思わずけんたもツッコミます。今年9月に初めてCOOKIEと会った際には「迫力のある方、絵そのもの」と感じたこと、そして「迫力だけでなく非常に繊細、この作品を見ればCOOKIEさんの迫力、そして繊細なことがわかる、それをひしひしと感じた」と印象を語りました。

COOKIEらしさ120%の作品お披露目!

出典: FANY マガジン
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細辻氏は、けんたから何か要望を出したのかと聞かれると「思われるまま描かれた方がおもしろいものになると思うし、絵にホレて依頼したので、楽しみにしていた」と告白。けんたの「ジャジャーンジャンジャジャーン!」のかけ声で、作品がアンベールされると。けんたから説明が。タイトルは『地球社長海外し』で、作品の意図として「陸、空、森、地底を支配する者って感じです。海がないのは社長がなんとなく苦手そうだなと思ったから。ちなみに陸がヒョウ、空が鷲、森がゴリラ、地底が髑髏、ソレらを飼い慣らしている感じ」と、COOKIEのコメントを読み上げました。細辻氏は「えらいほめていただいて、COOKIEさんありがとうございます、想像以上を楽しみたいと思っていたので、期待以上でありがたいです」と笑顔。さらに描かれた人物を見ながら「目隠ししてるところから下はほとんど僕、似てるなぁ」と感想を語りました。そこからも「色合いのトーンも迫力がある」、「タイトルもわかりやすい! 素晴らしい!」とベタ褒め。けんたも「ひと目見てCOOKIEの作品ってわかるのがすごい」と話すと、色の塗り方、モチーフを見て作品の強さがわかると評しました。

来年には商品化される予定に!

出典: FANY マガジン
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細辻氏は実際に手ぬぐいにするにあたっては「相当工夫が必要」と言いつつ、「優先的に年明けくらいには発表したい」と意欲を見せ、店舗やネットで来年には販売予定であることも明かされました。そして改めて「正直最初見たときにはすごいとしか言いようがなかった」と心境を吐露。そして美術館を皮切りに移動しながら常にスポットが当たるようにしたい、と今後についても話しました。

質疑応答では、この手ぬぐいの価格について、3,000円以上は絶対、通常のものの1.5倍くらいになるのでは、と細辻氏。グラデーションが美しく出るように、現物に近いものを作りたいと話すと、まずは1,000枚と製作枚数についても言及しました。残念ながら欠席となったCOOKIEへのメッセージとして「かなりご苦労なさったと思う、貴重な時間を使って我々のために絵を描いていただいたことは感謝しかありません」と改めて礼を述べると、これを大切にして、ずっと永遠に次の代にも続けるつもりと話し、第二弾についても「できたらありがたい」と意欲を見せていました。

本日発表された新作を含むCOOKIEのアート作品は、映画祭期間中である10月13日(金)~10月15日(日)の3日間、細辻伊兵衛美術館にて特別展示されていますので、皆さんぜひ、ご覧ください。

「京都国際映画祭」は2014年より「京都映画祭」から引き継いだ伝統と志を重んじ、「映画もアートもその他もぜんぶ」をテーマに「新しいモノ・コト」にも積極的に取り組んできました。第7回からは柔軟に形を変えてオンラインとリアルの良さを併せもつ、ハイブリッドの映画祭として開催しています。

『京都国際映画祭2023~映画もアートもその他もぜんぶ~』

開催期間:10月13日(金)~15日(日)
場所:よしもと祇園花月、京都市京セラ美術館、京都国際マンガミュージアム、おもちゃ映画ミュージアム、ほか

『京都国際映画祭2023~映画もアートもその他もぜんぶ~』公式HPはこちら

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