5つの短編から成る地域発信型映画「絆のものがたり〜心と心を結ぶもの」上映と舞台挨拶の一部始終!

10月13日(金)~10月15日(日)の3日間、よしもと祇園花月をはじめとした京都市内の各会場にて「京都国際映画祭2023」が開催されました。今年の京都国際映画祭では、当映画祭の名誉実行委員長を長年務められた中島貞夫監督の追悼上映をはじめ、映画上映や舞台挨拶、アート作品の展示やオンライン企画なども同時に展開し、映画もアートもその他も全部お楽しみいただける内容となっていました。

出典: FANY マガジン
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最終日の15日、京都国際マンガミュージアムで上映された地域発信型映画『絆のものがたり〜心と心を結ぶもの〜』。東北6県を舞台に、“絆”をテーマにした5つのショートムービーを繋いで1本の映画作品にしたものです。上映後の舞台挨拶にはMCの浅越ゴエに導かれ、キャストの橋本マナミと犬童一利監督が登壇し、撮影の裏話や作品の見どころについて語りました。

出典: FANY マガジン
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絆のものがたり〜心と心をむすぶもの〜について

東日本大震災から丸12年。クオン株式会社が運営するオンラインコミュニティ「“絆”のコミュニティ」に生活者から寄せられた1万4千件以上のさまざまな“絆”にまつわるエピソードより、多くの参加者に共感されたエピソードを抽出して脚本化し、5つのショートムービー『宇宙にたった2人』『この町の』『リフレインの鼓動』『変わらない。変われない。それでも、』『遅い花』を1本の映画作品に仕上げたのが『絆のものがたり〜心と心を結ぶもの〜』です。

5つのショートムービーの見どころについて

出典: FANY マガジン
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高校時代に東日本大震災で親友を亡くした少女が、数年後、地元を巣立つ前に思い出の品に触れる機会を得て、今なお親友との心のつながりを再認識する『宇宙でたった2人』。主演の橋本マナミが故郷・山形を舞台に、等身大の役作りで、地域特有の人間関係や住民の悩みを優しく描く『この町の』。生と死、過去と未来、自分と他者のボーダーラインをぼやかす作風で逆にその繋がりの深さを実感させる『リフレインの鼓動』。東日本大震災で最愛の妻を亡くした夫が自責の念にかられる日々を描いて、絆の深さ、“それでも”生きることの大切さを訴えた『変わらない。変われない。それでも、』。ダイアン(ユースケ・津田篤宏)主演、ファンタジー要素を盛り込み、コンビ間の絆を面白おかしく描いた『遅い花』。キャストも作風も異なる5編が、「絆」「心のつながり」「東北」をテーマに1本に繋がる、見応え十分な映画作品です。

上映後の舞台挨拶で語られた『この町の』魅力と裏話

出典: FANY マガジン
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上映後に行われた舞台挨拶には、『この町の』主演の橋本マナミと監督の犬童一利、MCの浅越ゴエが登場。浅越の進行で挨拶を済ませた2人は、早速、「コロナ禍中(2020年)で大変だった」撮影を振り返ります。「延期が続いたので、もう公開されないんじゃないかと思った(橋本)」「待ちに待っての公開でうれしい(犬童)」と素直に喜ぶ2人の様子を会場も微笑ましく眺めます。

出典: FANY マガジン
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浅越が作中でコロナ感染の広がりを扱った点について質問すると、「実はかなり早い時期に感染していた。症状よりもメンタルがきつかった。実体験を盛り込んだ」と語る監督。

出典: FANY マガジン
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一方、山形出身者である橋本は「作中で何度か出前のラーメンを食べるシーンがありますが、舞台の山形県南城市はラーメン激戦区。来客に出前のラーメンを振る舞う文化もある。県民性や食文化など、山形の魅力がしっかり表現されている作品になった」と語り、撮影後にはラーメンを食べに行ったエピソードも披露。「この町の」というタイトルについては「どんな言葉が続くかは、受け手次第。それぞれ思い思いに作品を楽しんでいただけたら(犬童)」と締めくくりました。

本作は10/20(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開となります。

「京都国際映画祭」は2014年より「京都映画祭」から引き継いだ伝統と志を重んじ、「映画もアートもその他もぜんぶ」をテーマに「新しいモノ・コト」にも積極的に取り組んできました。第7回からは柔軟に形を変えてオンラインとリアルの良さを併せもつ、ハイブリッドの映画祭として開催しています。

『京都国際映画祭2023~映画もアートもその他もぜんぶ~』

開催期間:10月13日(金)~15日(日)
場所:よしもと祇園花月、京都市京セラ美術館、京都国際マンガミュージアム、おもちゃ映画ミュージアム、ほか

『京都国際映画祭2023~映画もアートもその他もぜんぶ~』HPはコチラ

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