ミルクボーイ・駒場「10年前はライブビューイングで…」　中川家・剛「お客さんに圧倒された」

4月2日（土）に開幕した吉本興業創業110周年特別公演「伝説の一日」。いよいよ後半となる初日参回目で、口上とトリを務めた中川家・剛と礼二、ミルクボーイ・駒場孝と内海崇が出演後、囲み取材に応じました。

駒場は10年前、吉本興業創業100周年の「伝説の一日」をライブビューイングで観覧したそうで、「（見ながら）100周年の会場に行けなかったという悔しい思いがあった。110周年は参加できてめちゃくちゃうれしいです」と感激の様子。一方の内海は、まん延防止等重点措置が解除され、なんばグランド花月の最前列まで観客が入っていたことがうれしくてたまらない様子。「つかみで（客席からプレゼントを）もらうヤツをやってるんですけど、（コロナ禍で）いつも空席からもらってたんで、ようやくちゃんとお客さんからもらえた」と喜びを表しました。

これに対し、剛は「お笑いが好きな人が、純粋にお笑いを見に来た人がすごい盛り上がってて、ちょっと圧倒されました」と客席の印象を語りました。礼二によると、「10年前の『伝説の一日』の時は、もれなく全員うっすらスベってた」とのことですが、今回は「お客さんがノリノリで、10年前とは全然違う。だいたい数組出るとお客さんが重たかったりするけど、今回はずっと元気でありがたかった」と感謝しました。

「伝説の一日」にちなみ、“伝説”にまつわるエピソードを聞かれると、内海は西川きよしから言われた驚きのひとことを紹介。真冬の屋外に5000人が集まるイベントで漫才を披露し、「（会場が）めちゃめちゃ大きかったんで、めっちゃうれしかった」にも関わらず、なんばグランド花月に戻ってきよしに「野外で5000人お客さんの前でやってきました！」と報告したところ「さぶっ！」と返されたとのこと。「野外のほうなんや！5000人とかでは、もうビックリせえへんねや！と思いました」というエピソードに一同大爆笑しました。

中川家の2人も、伝説といえば「やっぱりきよし師匠ですよね〜」と異存なし。礼二が、先ほどの口上で一緒に舞台に立った時「暗くなったらハケてくださいって言われてたんですけど、きよし師匠はずーっとそのまま一人で突っ立てて（笑）。次が始まる寸前にハケた」ときよしの天然ぶりを明かすと、剛も「口上の時、僕らは何も言うてないのに、いきなり『なんやキミらは！』って言うてきて……ちょいちょいあるんですけどね。何も言うてへんのに、ツッコんでくる（笑）」と“師匠イジり”で笑わせました。

次なる120周年、130周年に向けては、内海は「10年後もちょっと後ろの、すごいポジションで出させてもらえるようになっておきたい」、駒場は「さっきのきよし師匠みたいな感じで、イジられる側になれていたらうれしい。イジられることがないので」とそれぞれ目標を語りました。

これに対し、剛が「僕らはもう……そっとしといてほしいです」と答えると、ドッと笑いが起こりましたが、「浮き沈みはありますけど、極力平坦に、ゆっくりいきたい」との言葉に、礼二も大きくうなずいていました。