4月3日(日)の「伝説の一日」千穐楽弐回目で口上を務めた博多華丸・大吉と千鳥・大悟、ノブ、そしてギャロップ・林健、毛利大亮が出番終了後に囲み取材に応じました。
新型コロナ感染のため休演したダイアンに代わって急きょ出演したギャロップ。「正直、緊張であんまり覚えていない」という林は「ネタが終わってから相方に『ちょっと頼むわ』と言われました」と明かしました。この「ちょっと頼むわ」とは、いつもは林が毛利に言うことの方が多いとか。毛利も「僕もちょっとテンパりました。元々出番はなかったので。ビッグチャンスということで、かかり気味でやってしまいました。でも楽しかったです」と心境を語り、笑顔を見せました。
ノブは「すごい元気なお客さんでやりやすかった」といつもとは違う雰囲気を楽しんだ様子。続けて「香盤表(出番表)を見てすごいメンバーばっかりで、『伝説の一日』だなと」と改めて実感したとのこと。
一方の大悟は「いやマジで、良い意味で途中から記憶ないです。この後じゃないですか、伝説になれたかどうか、じわじわわかってくるのは」とかなり「伝説」という言葉を意識している様子。一方で「もう二十何年、芸人やってますけど、今日ようやく吉本に入れたのかなって、吉本の一員になれたような気がします」と謙虚に語り、10年前よりも楽しくやれました」と満足そうに話しました。
博多華丸・大吉は感極まるものがあったそう。華丸は「タカアンドトシの楽屋で4ショットの写真を撮りました」と明かし、北海道出身のタカアンドトシ、福岡出身の博多華丸・大吉、そして岡山出身の千鳥と、地方出身芸人が『伝説の一日』に出演できたことも喜びだと語りました。大吉は大悟同様、「数日後に喜びというか、舞台に立ててよかったなと感じるんだと思います」としみじみとした表情も浮かべました。
「伝説の一日」にちなんだ伝説エピソードについて、毛利は桂文枝の名を挙げ、「昨日、僕らは『伝説の一日』初日の幕間で出していただいたんですけど、時間がかなり押してると。その時に文枝師匠が『俺が時間を巻く!』と言って舞台に出ていった姿がかっこよかったです」と語りました。
千鳥・大悟は10年前の「伝説の一日」だと言い、「10年後にまたこうやって『伝説の一日』を、NGK(なんばグランド花月)という漫才の殿堂でやることができた。こうやってみんなが集まって、いろんなところで総決算のようにできるのも吉本の強み。これ全てが伝説じゃないでしょうか!?」と熱く語りました。
そんな大悟のボルテージは1週間前からすでに上がっていたようで、ノブが次のように明かしました。「なんかすっごい『伝説の一日』を意識していて、1週間前から新ネタやろうって言ってました。頼むからやめてくれって、めちゃくちゃありネタをしたんですけど、本人は新ネタをどうしてもやりたかったみたいです」。また、ノブは参回目のダウンタウンの出番も「伝説になる」と期待を寄せました。
博多大吉は上方よしおの名を挙げ、次のようなエピソードを教えてくれました。「上方よしお師匠がコロナ感染された後にお会いしたとき、『師匠、大丈夫でした?』って聞いたら『全然、大丈夫』と。ただ、『マー君のラジオに出たから、マー君に迷惑かけた』って言うんですよ。楽天の選手とラジオをやったのかなと思ってよくよく聞いたら、ザ・ぼんちの里見まさと師匠のことでした。吉本でマー君といえばまさと師匠だと。そういうところにも110年の歴史を感じていただけるのではないでしょうか」と締めくくりました。
伝説の一日は、オンライン配信でも、吉本興業直営劇場などでのライブビューイングでも楽しめます。
ライブビューイングのチケットはFANY Ticketで購入できます。オンライン配信はFANY Online Ticketから視聴できます。11日12:00まで視聴できるので時間のあるときにじっくりご覧になれます。1日通し券がお得です。チケット販売は10日まで。
ライブビューイングは各会場に芸人も出演し、なんばグランド花月の公演を芸人と一緒に見て盛り上がることができます。チケットはFANY Ticketで購入できます。