4月20日(土)・4月21日(日)の2日間、「島ぜんぶでお~きな祭 第16回沖縄国際映画祭」が開催されています。今年の映画祭では、国内外を含む25プログラム(31作品)の映画上映を予定し、舞台挨拶や制作発表イベントなどを実施いたします。
その他、お笑いライブや沖縄の未来を考えるソーシャルビジネスコンテスト、そして映画祭を締めくくる音楽ライブ「Laugh&Peace LIVE」もお楽しみいただけます。
4月21日(日)には、那覇文化芸術劇場なはーと 小スタジオで『ヴァンパイア男子寮(ドミトリー)』の上映と舞台挨拶が行われました。
この作品は、天涯孤独で愛を知らない男装女子と、ヴァンパイアのキケンな同居生活を描いたアニメーションです。上映終了後に行われた舞台挨拶には、主人公の山本美人(みと)を演じた声優の市ノ瀬加那と、原作者の遠山えまが登場し、作品について語りました。
家族旅行の思い出の地、沖縄でレッドカーペットが歩けて感無量!
冒頭、市ノ瀬は「はいたーい!(沖縄の方言でこんにちはの意味)」と沖縄の方言で勢いよく挨拶。舞台挨拶の前に参加したレッドカーペットの感想を聞かれ、「両親が仕事で忙しくて、なかなか旅行にも行けなかったのですが、唯一の家族旅行が沖縄でした。その思い出深い地でレッドカーペットを歩くことができて、うれしかったです」と感無量の様子でした。
デビュー20周年で感激のアニメ化!
原作者の遠山は、デビュー20周年を記念し、今作がテレビアニメ化されたことを受けて「漫画家を目指していた小学生のころから、いつか自分の作品がアニメ化されることが夢でした。まさかデビュー20周年で叶うことになって本当にうれしかったです。小学生の頃の自分に教えてあげたいです」と喜びを口にしました。
難しかったシーンとして市ノ瀬は「吸血シーンがあるのですが“もっとセクシー”にと依頼されて、それを意識して演じるのが難しかったです」と語ると、そのシーンについて遠山は「セクシーさと可愛さが融合した感じで、見ているこちらの首元もゾクゾクしました」と太鼓判。
続けて遠山は「今まで活字だったセリフが、市ノ瀬さんをはじめとする声優の皆さんに命を吹き込んでもらったようで、キャラクターが本当に生きているようで感動しました」とも話し、作品の出来に感激している様子でした。
ヴァンパイアが好きで誕生した作品
本作の誕生秘話として遠山は「もともと私がヴァンパイア好きだったことと、私の作品の担当者が出した男子寮というアイデアから生まれました。女の子は体を噛まれるとしたらどの場所がうれしいかななんて、変なことも考えながら書きました」と裏話を明かしてくれます。
今後の見どころとして、市ノ瀬は「性別にとらわれないような恋愛模様も今後、描かれていきます。胸にグッとくるような描写もいっぱいあるので楽しんで見ていただきたいです。そして、主人公の美人ちゃんがどのように立ち回っていくかというところにも注目してほしいです」と話し、遠山は「女の子の夢や恋愛を、ずっと応援し続けられるような漫画が書けるといいなと思いながら頑張ってきました。そういった思いが、この作品で伝わってくれるとうれしいです」と、二人の作品に対する愛情あふれるコメントを最後に、舞台挨拶は幕を閉じました。
島ぜんぶでお~きな祭 第16回沖縄国際映画祭は2024年4月20日(土)、21日(日)に開催。
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作品概要
『ヴァンパイア男子寮(ドミトリー)』
キャスト:市ノ瀬加那
監督:長山延好
公開年:2024年
『島ぜんぶでおーきな祭 第16回沖縄国際映画祭』
(英語表記 16th OKINAWA INTERNATIONAL MOVIE FESTIVAL)
開催期間:2024年 4月20日(土)~21日(日)
開催場所:
那覇市 国際通り/那覇文化芸術劇場なはーと/パレットくもじ前交通広場
北中城村 イオンモール沖縄ライカム
沖縄市 シアタードーナツ ほか
主催:沖縄国際映画祭実行委員会
運営:株式会社よしもとラフ&ピース
実施コンテンツ:レッドカーペット、映画作品上映、ステージイベント(お笑い、音楽、 ダンス等)、ソーシャルビジネスコンテスト ほか