「アメマバッジを売ってきて」寛平の無茶ぶりに大木こだま「それだけは堪忍～」　天才ピアニスト・ますみは会見で健康診断⁉

Twitterのトレンド入りも果たした吉本興業創業110周年特別公演「伝説の一日」。4月3日（日）千穐楽弐回目の口上を務めた間寛平、口上と中トリに登場した大木こだま・ひびき、そしてネタを披露した天才ピアニスト・竹内知咲、ますみが囲み取材を行いました。

寛平のアイデアで全員での「まいど〜！」のポーズから会見がスタート。今日のステージについて寛平が「めちゃくちゃお客さん、あったかいよね」と話し始めると、2組とも大きくうなずきます。こだまが「久しぶりに出してもらったら、満員過ぎて。足震えてましたわ」と話すと、「師匠でも！？」とますみは驚きますが、寛平は「膝悪いんちゃうん？」とひとボケ。こだまは「膝は悪ない！」と返した後、「あんだけ多くのお客さんの前でやってるのが怖くなってきて」と正直な気持ちを明かしました。

寛平は「お客様あっての吉本興業」と話し、自らの口上についても「良かったよ！　あんだけアメマがウケることない」。それを聞いた竹内は「そんなことはないでしょうけど！」とすかさずツッコミますが、ますみが「アメマ」を「雨の日」と聞き間違えていたことが発覚し、先輩たちからイジられます。寛平は「ポッポコポーはスベッたね」と、口上でも話題に上った自身がこだまに授けたというギャグについても言及。しかし、ひびきから「今、舞台でやってきたらウケました！」と報告を聞くと、「チッチキチーよりポッポコポーの方がエエでって」とギャグを授けた経緯を明かしていました。

続いてはイベントタイトルにちなんだ“伝説”のエピソードについて。寛平は、自身の体験である「木に登って落ちたこと」。肋骨9本に鎖骨も折れて、死にかけてたのが助かったっていうのが伝説と話します。ビルの3階くらいの高さから落ちたそうで、たまたま頭も打たずに済んで助かったと寛平。それが4年前と聞いた天才ピアニストの2人は「けっこう最近！？」と驚きの表情です。

こだまは若手のころ、うめだ花月の舞台袖で夜の6時半ごろに寛平から「ちょっと悪いけどな、今から福知山行って、アメマバッジ売ってきてくれへんか？」と頼まれたというレアなエピソードを披露。「昼間やったらエエけど夜でしょ、いややん、それだけは堪忍してください〜」と懇願したと振り返りました。

寛平いわくアメマバッジは1つ1,500円で10万個作ったとのこと。「10万個ってすごい数」と自身がしみじみ話すように、ダンボール箱を置いておくだけのために倉庫を2つ借りていたと明かしました。今はすべて無くなったそうですが、売れたのではなく配ったとのこと。「アメマバッジは伝説ですね」とひびきも納得の表情でした。

ますみはモノマネを始めたころに出会った上沼恵美子さんとの逸話について。「モノマネさせていただいてます」と挨拶に行くと、上沼さんから「私、特徴あるか？」と質問されたそう。そのときは緊張で「『特徴ありますやん！』とは言えなかった」と振り返りました。

寛平は「むっちゃ（特徴）あるやん」と合いの手を入れ、「若い頃、めっちゃかわいくてきれいな子やった」と続けると、ひびきが「お姉ちゃんはそうでもないけど」とひとボケ。寛平から「アカンで」と冷たく告げられたひびきは「知らん顔するのヤメなさい！」と慌ててツッコミを入れていました。

そのひびきは、こだまのギャンブルにまつわる伝説を。劇場の古いテレビで競馬のレースを見ていたところ、こだまの買った馬券が的中。こだまは何が当たりかを「帽子の色だけで見ていた」そうで、「赤と黒が来たから周りのみんなに、好きなもの注文せえ、俺が金出す！」と大はしゃぎ。そのあとレースのVTRが流されているときに、通りかかったスタッフが色が悪いとテレビを叩くと「（帽子の色が）赤と黒から白と黄色に変わった」。結局こだまは「自分で払ってくれ……」と周りに訂正したとのこと。

寛平に対しては、GMに就任した吉本新喜劇の現在の手応え、将来の展望についての質問も。寛平は「今、僕がアドリブでめちゃくちゃやってるんですけど、それを若い子が見て『こんなことやってもいいんや』っていう感覚になっていっている」と明かし、それでやる気が出て、みんながセカンドシアターを盛り上げよう、自分らでがんばらないといけないという雰囲気にすごくなってきた、と力説。そして「若手がやる気になったのがすごくうれしいんです！」と笑顔を見せました。

最後はなぜかますみが看護師だった話になり、寛平の骨折話から血管年齢について大盛り上がり。腕をまくった寛平の血管を見たますみが「けっこう若い血管ですけど、もうちょっと水分を摂ってもらった方がいいですね、少し脱水傾向にあります」と話すと、寛平は「当たってる！」と唖然。普段からあまり水を飲まないそうで、ひびきが「走ってるのに飲まなアカンのちゃいますの？」と尋ねると「（水には）味がついてないから（飲まない）」と子どものような言い訳に全員が爆笑したところで、会見が終了しました。