RIP SLYMEにスチャダラ、FRUITS ZIPPER…豪華アーティストに超満員の会場熱狂! 「2026年も待ってます」と来年の布石もバッチリ【KOYABU SONIC2025最終日レポート】

“音楽×笑い×ゲーム”をテーマに小籔千豊が主宰するフェス『KOYABU SONIC2025』が9月13日(土)~9月15日(月・祝)の3日間、インテックス大阪で開催されました。グルメブース、キッズエリアなど会場の隅々まで小籔がプロデュースした音楽と笑いの祭典は、3日間で延べ2万人を動員。開場時間から多くの観客が来場し、チケット完売御礼となったコヤソニ最終日の様子をお届けします!

出典: FANY マガジン
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新喜劇NEXTがキレッキレのダンスで魅せる!

前説の吉本新喜劇・今別府直之が「みなさん元気ですか! 今日はチケット完売でございます!」と呼びかけると、後方までギッシリ集まったお客さんから「イエーイ!」と元気なレスポンスが! 今別府も気合が入り、景気付けに新ギャグをかまします。

最終日のオープニングアクトをつとめるのは、新喜劇NEXTから選抜された2チーム。それぞれが練習を重ねたK-POPダンスをお披露目します。

まずは、たかおみゆき、玉置洋行、岡田直子、咲方響、大塚澪、小林ゆう、森田まりこの7人が「BABYMONSTER/DRIP」でキレキレのダンスを披露し、次に松元雅唯、小寺真理、服部ひで子、湯澤花梨、玉置洋行の5人が「LE SSERAFIM/Come Over」でキュート&セクシーに魅了。座員によるクオリティの高いダンスに会場のザワツキが止まりません。

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FRUITS ZIPPERに「かわいい!」飛び交う

そして最終日のトップバッターは、昨年に続く出演となったFRUITS ZIPPER! メンバーたちが登場すると会場は大きな歓声に包まれます。

メンバーの鎮西寿々歌が中学生のころから番組で共演歴のある小籔は、「僕の親戚の子がデビューしたと思って応援してください」と紹介。大ヒットソング「わたしの一番かわいいところ」ではキュートなポージングもキマり、中川瑠夏が「一緒に歌ってください!」と呼びかけたラストソングの「完璧主義で☆」では、カラフルなライトが会場を彩りました。

曲間には、あちこちから「かわいい!」という声が飛び交う人気ぶり。ライブ後、「去年より大人になってる。堂々としたパフォーマンスでした」と7人を労った小籔は、鎮西以外のメンバーの名前を完璧に覚えるために、全員の名前とメンバーカラーを復習する一幕も。

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小籔がたまたま楽曲を耳にし、その才能に惚れ込んだというAKASAKIは、2006年生まれの“Z世代”シンガーソングライター。動画投稿サイトでのヒットをきっかけに若い世代を中心に人気を集めています。

ワインレッドのセットアップ姿で登場したAKASAKIは、初めて作ったオリジナル曲「今夜は君と」からライブをスタート。「踊ろう! 大阪!」と叫びながら、バンドを従えて堂々と歌う姿には、風格さえ漂います。

MCで「今年19歳になりました! 大学1年生です」と自己紹介すると、会場から「ええー!」という驚きの声が。大阪のお客さんのあたたかさに「大阪いいなあ!」と何度も笑顔を見せました。

12月にはアジアツアーを予定し、来年は日本武道館でライブをしたいと抱負を語ると、「すごい才能! 将来が楽しみ!」と小籔も期待を寄せました。

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TOKYO No.1 SOUL SETのステージにHALCALIが!

2018年にNMB48を卒業後、シンガーソングライターとして活動する山本彩は、エレキギターを携えて登場。途中、アコギに持ち替えながら、磨きがかかった表現力でソロ代表曲をたたみかけました。

「コヤソニ、声出していくぞー!」というシャウトから始まった「Are you ready?」は、パワフルな歌声で圧倒。「大阪なので、ヒョウ柄を着てきました! 気合十分です!」と地元・大阪のステージに立った喜びを爆発させた山本は、「エルフの荒川さんはゼブラ柄を着ていて、動物園みたい(笑)」と舞台袖をちらり。その荒川は「ファンサもらった!」と大喜びでした。

最後は7月にリリースされた清涼感たっぷりの新曲「刹夏」で、夏の余韻を感じさせる構成もお見事。小籔とのアフタートークでは、曲作りや阪神タイガースの話に華が咲きました。

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続いては、コヤソニの顔といえるバンド、TOKYO No.1 SOUL SETです。「僕の憧れの方々が毎年出てくれています! ありがとう!」という小籔の呼び込みに応え、「今年もお招きいただきありがとうございます!」とBIKKE(Vo)が挨拶。川辺ヒロシ(DJ)が繰り出すビートと渡辺俊美(Vo.Gt)の美声、BIKKEのラップが三位一体となり、フロアの温度をじわじわとあげていきます。

ラストナンバーに選んだのは昨年、エルフとコラボしたスチャダラパーのカバー「今夜はブギーバック」! 今年は、なんと16年前のリリース時の本家コラボ相手である女性ユニット・HALCALI(HALCA、YUCALI)が登場して、久しぶりの共演が実現しました。

子育て真っ最中の2人は、ステージに立つのは約14年ぶりとのこと。小籔が「来年はぜひHALCALIで30分どうですか」とその場でオファーすると、「(出演して)イイんですか!?」という2人。コヤソニでの復活ライブに期待が高まります。

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「いちばんお世話になっている」とスチャダラパーに感謝!

「ミュージシャンで、いちばんお世話になってる。コヤソニがこれだけ続いてるのはこの人たちのおかげ」

そう語る小籔の目一杯の感謝の言葉のあとに登場したのはスチャダラパー。吉本新喜劇のテーマをサンプリングした「アーバン文法が」流れ出すと、会場内の子どもたちもノリノリに。Bose(MC)、ANI(MC)、SHINCO(DJ)の3人も「オレたちが出なきゃ、始まらないっしょ!」とさすがのレジェンド感で応えます。

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今年35周年を迎えたスチャダラパーが「新しい曲も作ってるんですよ」と披露した「ビート道Feat.ロボ」、続く「今夜はブギーバック (LUVRAW REMIX)」では、お馴染みのメロディに合わせ、みんながが心地よく身体を揺らしました。そしてラストは、小籔がコヤソニでこの曲を聴くと秋を感じるという「サマージャム’95」です。

ライブ後の小籔は感無量の表情で「出会って30年経つけど、音楽は色あせない。スチャダラパーも偉そうにせず、何も変わらない。いつもダラダラと音楽をやっているだけ」と語ります。いくつになっても、コヤソニが開催される限り出演することを誓う盟友の様子は、見ているだけで胸アツでした。

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続いては、小籔が「アホなふりしてオファーしてみた」というRIP SLYME。彼らが登場すると、待ってましたとばかりの大歓声! ヒットナンバーの「楽園ベイベー」や「JUMP」など、みんなハンズアップしたり、ジャンプしたりと最後まで観客のボルテージは上がりっぱなし!

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ライブ後、ステージに出てきた小籔は「エグいな」とひとこと。そして「僕みたいな三文芸人が言っても覆らないでしょうけど、奇数年だけでも5人でコヤソニに出てもらえませんかね?」と提案すると、観客も大きな拍手! RIP SLYMEのメンバーも思わず苦笑です。

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サンボマスターの魂の叫びに感極まる観客も

真っ赤なミニのドレスをまとって現れた、アイナ・ジ・エンド。「普段はふにゃふにゃしているのに、ステージに立つとバケモンと化す」と小籔が評するとおり、1曲目の「Poppin’ Run」が始まると、唯一無二のハスキーボイスとキレのあるダンスであっという間に独自の世界へと誘います。

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人気アニメの主題歌で、日本のみならず海外でも大ヒットしている「革命道中」はひときわ盛り上がりました。「サボテンガール」では、袖で見ていた小籔をステージに連れてきて一緒に歌うパフォーマンスも。

「同じステージに立って歌うとは……! 耳元で歌声を聴けるとは……!」と感動する小籔と、「小籔さんくっきー!さんや女芸人さんと友だちになれた」と喜ぶアイナ・ジ・エンドの関係性に、なんだかほっこりとした空気が流れました。

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「めちゃめちゃ踊りまくれるぞー!」と、山口隆(Vo&G)の叫びで始まったサンボマスターのステージは、とにかくエネルギッシュ。「ヒューマニティ!」「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」などヒット曲の大熱唱は圧巻。

「ここに上手い演奏をしにきたわけでも、サブスクの再生数をあげにきたんでもない。オメーの呪いを解きに来たんだぁぁぁ! 苦しいことも全部光に変えてやる!! 生まれて来てくれてありがとう」

こう語る山口の熱いMCと歌に涙する人も続出。「次に会うときまで死んでんじゃねぇぞ。生きていてくれてありがとう!」と小さな悩みなんて吹き飛ばしてくれるような、まさに魂が震えるライブです。小籔も「これで1年、生きていけるな。サンボマスターのおかげや」と観客に語りかけていました。

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大トリは、小籔が「音楽とお笑いをひとりで融合させているような人」と紹介したレキシ。「稲穂(のペンライト)を光らせてキラキラしていきましょう」と「キラキラ武士」からライブがスタートです。

2曲目の「KMTR645」では、イルカ型の浮き輪“ヨシオ”が客席に放たれ、みんなでポンポン飛ばすという演出があって、レキシ本人も「楽しすぎる!」というくらいの大盛り上がり。最後の「狩りから稲作へ」では、「縄文土器 弥生土器 どっちが好き」という歌詞を「小籔が好き」に変えて会場は拍手喝采。

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さまざまなフェスがあるなかで、レキシも「いちばん好き」というほど、アーティストが本当に楽しんでいるコヤソニ。小籔もまたアーティストをリスペクトし、揺るぎない信頼関係が築けていることがひしひしと伝わってきました。

サンボマスターと小籔のドラムのコラボが計画されるなど、来年への布石もバッチリで、いまからもう期待大です!

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フォートナイトエリアには爆乳三姉妹が登場!

最終日のネタブロックも、人気芸人たちが勢ぞろい! 小籔が「心の底から面白いと思う人しか呼んでない」というメンバーは、友田オレ、エルフ、ツートライブ、藤崎マーケット、テンダラー、ネルソンズ、相席スタート、ヒコロヒー、オズワルド、紅しょうが、ジャングルポケット、ダイタク、ダンビラムーチョ、ダイアン、シャンプーハットという豪華ラインナップです。

東西で活躍する人気芸人たちが3パートに分かれて登場すると、お客さんは大喜び! 爆笑ネタの連続となりました。

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そしてコヤソニのもうひとつの顔、人気オンラインゲーム「フォートナイト」のステージももちろん大盛り上がり! 3日目のフォートナイトエリアには、人気配信者のMinipiyo、byknの2人が登場して、くじ引きで選ばれた来場者たちとチーム対抗戦を繰り広げました。

さらにステージには、吉本新喜劇の森田まりこ、岡田直子、服部ひで子からなる「爆乳三姉妹」も登場。三姉妹はゲームを見ると「すごい!」「日ごろのストレスが飛ぶ!」「指がめちゃくちゃ滑らかに動いてる!」と、驚きの表情です。

ゲームに参加した来場者は「いつも配信でMinipiyoさんを応援しています」「隣にbyknさんがいて緊張した」と、2人と一緒にプレイできるレアな機会を満喫。勝利チームにはサイン色紙もプレゼントされました。

そして最後のブロックには、キャプテンしょーた、LiaqN、らいふがーどが参加。小籔も登場して記念撮影を行うなど、最後までフォートナイトファンを沸かせました。

出典: FANY マガジン
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開催概要

『KOYABU SONIC 2025』
※本イベントは終了しています。
日程:2025年9月13日(土)、14日(日)、15日(月・祝)
時間:9:30 open/10:30 start
会場:インテックス大阪 4号館・5号館
(大阪市住之江区南港北1-5-102)

公式ホームページ:https://www.koyabusonic.com/
公式X:https://www.koyabusonic.com/
公式Instagram:https://www.instagram.com/koyasoni/

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