フィナーレまであと1カ月を切り、ますます盛り上がりを見せている大阪・関西万博。よしもとwaraii myraii館では、9月21日(日)から「学術✕エンターテインメントのアシタ〜野田ゲーでSDGsを学ぼう〜」が開催されています(27日まで)。初日にはマヂカルラブリー・野田クリスタルが登場し、東京大学の学生たちが作ったSDGsをテーマにした“難関ゲーム”に来場者とともに挑戦しました!

このイベントは、吉本興業と東京大学が立ち上げた「笑う東大、学ぶ吉本プロジェクト」の企画のひとつ。学生が多様な価値観や文化に触れることを目的にする東大の体験型教育活動「体験活動プログラム」の一環で、これまでも“知”と“エンターテインメント”をかけ合わせた企画を実施してきました。
「スーパー野田ゲーMAKER」を使ってゲーム制作

ステージには、野田とMCのヒロユキMc-Ⅱ、そして東大生2人が登場。万博会場に来るのは今回が初めてだという野田は、その感想を「めっちゃ盛り上がっとるな」となぜか関西弁で伝えます。
今回、東大生たちは、野田が総監督として開発した、誰でもオリジナルゲームを作ることができるNintendo Switchソフト「スーパー野田ゲーMAKER」を使って、SDGsについて学べるゲームを制作しました。イベントに登場したのは、ゲーム制作をした東大生8人のうちの2人です。
SDGs の17個の目標一覧と、それに該当するゲーム名が映し出されたあと、まずは目標6「安全な水とトイレを世界中に」をテーマにしたゲーム「清き水面を求めて」からプレイ。制作した学生から、清潔な水を求めて爆走するゲームでなかなかクリアするのは難しい、と説明があるほどの難関ゲームです。
「むずい! 異常にむずい!」

まずは野田がゲームにチャレンジします。「水洗トイレまで1000m」の文字が出てキャラクターが進んでいきますが、道中に登場するコーヒーカップマークを踏んでしまうと「尿意アップ」、トイレマークを踏むと「少しスッキリ」となるルール。野田が失敗するたびに、会場から「あー!」と声が上がります。
3回失敗した野田は、悔し紛れに「クソゲー!」とディスり出す始末。続いて子どもたちがチャレンジします。
会場から「頑張れー!」の声が上がるなか、ゲームを楽しむ子どもたち。「難しかった」「おもしろかった!」と子どもたちもすっかりゲームの魅力にハマった様子で、会場も大いに盛り上がりました。

続くゲーム「エナジーアース」は、目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」をテーマにしたもの。流れてくる電力マークをタイミングよく押して、地球が爆発しないように2030年まで守るというルールです。
プレイを始めた野田は「むずい! 異常にむずい!」と驚きの表情。こちらも野田がクリアできず、再び子どもたちの登場です。懸命にチャレンジするなか、見事にクリアする子どももいて、その姿に会場から拍手が送られました。
「まさか野田ゲーがSDGsにかかわれるとは」
今回のステージでプレイしたゲームを作った東大生2人は、「子どもたちが楽しんでくれてよかった」「キーメッセージは伝わったと思う」と手応えを感じた様子。
ゲームづくりに関しては、「ゲームの完成形がわからないなかで、どうやれば誰もがわかるようなゲームが作れるかを考えた。単純なギミックでも実際にプレイするとおもしろかったり、何事もやってみないとわからないなと思った」と話すと、またゲームづくりに挑戦してみたい、と笑顔を見せました。

野田は学生が作ったゲームについて、「ちょうどいいゲームバランスだった」と称えながら、「まさか野田ゲーがSDGsにかかわれるとは。非常に誇らしい」と胸を張ります。学生たちにアドバイスを、という声には「現時点でオレが作ったゲームよりおもしろい」と笑わせました。

「学術✕エンターテインメントのアシタ」は9月27日(土)まで万博会場のよしもとwaraii myraii館で開催。東大生8人が作ったゲームを含め、SDGsの17の目標をテーマにしたゲームをステージで楽しむことができます。また、これらのゲームは「スーパー野田ゲーMAKER」でオンラインプレイ可能です。
「よしもとwaraii myraii館」公式サイト:https://expo.yoshimoto.co.jp/