万博会場にMBS『よしもと新喜劇』登場! 寛平GM、新旧座長そろい踏みで「1970年の万博と2025年の万博がつながった」

毎週土曜に放送中の毎日放送『よしもと新喜劇』の公開収録が、7月4日（金）に大阪・関西万博会場内のEXPOホール「シャインハット」で行われました。この日は、吉本新喜劇の間寛平GM（ゼネラルマネージャー）を筆頭に、新旧座長や人気座員がそろい踏み。7月19日（土）に放送される爆笑ステージの模様と終演後の囲み会見をレポートします。

豪華キャストでお届けする『よしもと新喜劇』in万博

この日の新喜劇には、間寛平、吉田裕のW座長はじめ、すっちー、酒井藍、アキ、内場勝則、川畑泰史、島田珠代、西川忠志、ほか豪華な顔ぶれが出演しました。

物語のタイトルは「万博で芽生えた恋！寛平じいさんはキューピッド！？」。大阪・関西万博の会場内にあるうどん屋台を舞台に、大将の裕（吉田裕）、知り合いのおばちゃん・すち子（すっちー）をはじめ、裕に片思いをする珠代（島田珠代）、寛平じいさん（間寛平）など、さまざまな登場人物がドタバタ劇を繰り広げます。

ひょんなことから裕と寛平じいさんは、倒れそうになっている美女（小林ゆう）を発見。実はこの美女は、行方がわからなくなっていた“カゲツ王国”のお姫様だったのです！　のっぴきならない事情から、お姫様は屋台を手伝うことになるのですが、裕との間に恋が芽生え……。

屋台には借金取り（アキ）や、“ヨシモト王国”の刺客たちが次々と現れて大騒動に発展します。はたして裕と姫の恋の行方は……？

劇中は、おなじみのギャグが盛りだくさん。なかでも珠代のパンティーテックス”では大きな拍手が巻き起こります。そして物語のクライマックスでは、寛平の“アメマ～”が炸裂しました！

終演後、寛平は客席に「たくさん盛り上げていただきまして、皆さんのおかげでこっちも本当に楽しくできました。ありがとうございました」と感謝の言葉を送り、大きな拍手に包まれました。

寛平「終わってホッとしましたわ」

上演後に囲み会見が行われ、寛平、すっちー、酒井、アキ、吉田が出席しました。寛平は「終わってホッとしましたわ」と安堵の表情を見せて、こう振り返ります。

「会場（EXPOホール「シャインハット」）の音の返り（音響）が花月と違うから新鮮でした。音がちょっと遅れて聞こえるというかね。だから『ゆっくりしゃべらなあかんかな』とか『声を張らんほうがいいかな』とコメント。普段とは少し違う感覚でそういう調整も含め、会場ごとの空気感を楽しんでいる様子。

すっちーの地元は大阪府摂津市で、1970年の大阪万博の会場である吹田市が近いこともあり、思い入れが強いと語ります。

「ちっちゃいころから、『あの道路は（1970年の）万博のときにできてんで』とか、万博の話はよく聞いてたんで、自分は経験してないですけど、『すごいもんだな』っていうのは感じてて。そういう場所で（新喜劇が）できるのが感慨深いですね」

酒井は「すっちーさんがおっしゃったように、万博で新喜劇ができるという、この感動。孫ができたときに『おばあちゃんは万博で新喜劇やってん』って……」とコメント。すると、まわりから「（孫の前に）まずは“子”！」とツッコﾐが入りました。

50年後の万博にも寛平GMが出演！？

アキは「人生で初めてなんですけど、（ステージが）円形で、僕、マイケル・ジャクソンのネタで回転したときに、一瞬センターがわからなくて焦ってたんです」とウラ話を披露。さらに、「ムーンウォークもギリギリで『あ、このままやったら落ちる！』って。それで動揺して、一瞬セリフが飛んだんです……」と明かし、寛平にツッコまれたことを振り返りました。

一方、吉田は制作段階のウラ話を披露します。

「寛平師匠が、『世界の国からこんにちは』を万博の舞台で歌いたい、と。それでお客さんが笑って、川畑さんのツッコミが入ったときに、なんか1970年の万博と、2025年の万博の両方を経験されている方々が全部つながった気がしました」

さらに、万博がもう1回、日本で開催されたときに新喜劇を上演したい、という話から、最新技術でレジェンド俳優たちを出演させるプランが浮上。酒井が「（次の万博が）50年後やとしても寛平師匠にはホログラムじゃなくて、そのまま出てほしいです。（万博を）3回経験してほしい」と言うと、寛平は「ありがとう」とうれしそう。そこに、すっちーが「歩かれへんかったらドローンで吊り下げますので」と付け加えました。