サバンナ八木のギャグで笑うの禁止! 60分間ぼーっとした人が優勝する大会で万博会場に“ひとときの静寂”

いよいよ閉幕まで2週間ほどとなった大阪・関西万博。9月中旬からの来場者は連日20万人を超え、エンディングに向けて大きな盛り上がりを見せています。9月27日(土)には、よしもとwaraii myraii館で『「ウェルネスのアシタ」~ぼーっとする大会~』が開催。ジョックロック(福本ユウショウ、ゆうじろー)やサバンナ・八木真澄ら人気芸人も参加して、いかに“ぼーっとできるか”を参加者とともに競い合いました。

出典: FANY マガジン
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芸術点、技術点でぼーっとすることを競い合う!

「ぼーっとする大会」は2014年に韓国のアーティスト・ウップスヤン氏が企画考案した大会で、2023年、日本でも初開催されました。今回1位に選ばれると、11月3日(月・祝)に東京で行われる『TOKYOぼーっとする大会』への出場権が与えられます。

会場となったよしもとwaraii myraii館のアシタ広場にはヨガマットが敷かれ、ゼッケンをつけた35人の一般参加者が集合。スタート前、広場横に設置されたボードに、それぞれが思い思いの参加理由を記入します。

出典: FANY マガジン
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時間になると、ステージにはメインMCを務めるロバート・山本博、進行のスーズ・高見、そしてジョックロック、ファンファーレと熱狂(奥慎太郎、こうちゃん)、タチマチ(安達周平、胡内佑介)、ときヲりぴーと(ときヲ、りぴーと)が登場しました。

出典: FANY マガジン
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この大会は、どんな理由で参加したか、どれだけ楽しんでいたかについて観客の投票でポイントを競う「芸術点」と、15分ごとに心拍数を計測し、60分間で変化が少ないほど高得点になる「技術点」の2つで競い合います。

観客は参加者を見て、いちばんぼーっとしていると思う人を決めたら、その参加者のボードに「芸術点」の投票シールを貼っていきます。参加者のなかから「芸術点」の高かった10人が選ばれ、そのなかから技術点の高い順に優勝が決定します。

スタート前、参加者に4枚のカードが渡されていて、青は給水サービスが受けられる、赤はマッサージサービスが受けられる、黄色は特別なクッションを貸し出す、黒はトイレor棄権という意味。カードをどこで使うかという駆け引きも、大会の見どころのひとつです。

出典: FANY マガジン
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高見は参加者の携帯電話がオフになっていることを確認。隣の人と会話する、笑う、独り言を言う、眠るなどの行為もNGであることが伝えられました。続いて、白衣のスタッフが参加者のスタート時の心拍数をパルスオキシメーターで計測し、いよいよスタートの準備が整いました。

リラックマにまさかのイエローカード

ここで、ステージには大会の考案者であるウップスヤン氏が登場し、感謝とメッセージを伝えるとともに開幕を宣言。準備体操のあと、ウップスヤン氏のホイッスルで競技がスタートしました。

参加者たちはステージに背を向ける形で思い思いの姿でリラックスします。ステージ上ではファンファーレと熱狂、タチマチ、ときヲりぴーとの3組も競技に参加。ジョックロックは会場内をまわり、参加者たちの様子をレポートします。

出典: FANY マガジン
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競技には、スペシャルゲストのリラックマも参加。参加者とともにぼーっとすることに挑戦しますが、ついつい動いてしまい、会場を見回っていたウップスヤン氏からイエローカードを受けてしまいます。

この様子に山本も思わず、「(リラックマがイエローカードを受けるのは)人生初じゃないか!?」と驚いていました。

15分が経過したところで1回目の心拍数計測です。ここでリラックマがレッドカードを受けて退場する“ハプニング”もありつつ、競技は続行。ステージ上では山本と高見が観客に状況を説明しますが、途中、あえて1分間にわたってトークをストップし、ふだん賑やかな歓声に包まれている会場に静寂が訪れるひと幕もありました。

出典: FANY マガジン
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参加者は手持ちのカードを提示してクッションを使ったりしながら、ぼーっとした状態をキープ。ジョックロックからは、どの参加者の投票数が伸びているかなどの途中経過も伝えられます。

八木の「巨人師匠」ネタに芸人チーム動揺

半分となる30分が経過。ここでスペシャルゲストとしてサバンナ・八木が登場します。

八木は登場するなり「ブラジルの人、聞こえますか!」と、地球の裏側に語り掛ける得意のギャグを披露。この大会について「ぼーっとする時間は何より大切。その時間にいろんなものが入ってくる」と絶賛しながら、「ぼーっとするのはめちゃめちゃ難しい。そう簡単には東京へはいかせません」と不敵に宣言します。

出典: FANY マガジン
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ここで八木はいきなり舞台裏をのぞきながら、「おはようございます!」と挨拶。「巨人師匠がいらっしゃってる」とつぶやくと、ステージ上の芸人たちが動揺し始めます。さらに「M-1、大丈夫かなぁ」など、芸人の心の琴線に触れる絶妙な揺さぶりを連発。会場からそのトークに笑いが起こります。

続いて一般参加者たちに近づくと、「世界でいちばん細いグー」「自分ドリブル」「アゴの駐車場」などの持ちギャグを連発して妨害。相方・高橋茂雄とのエピソードトークなどでも盛り上げました。

出典: FANY マガジン
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そうこうするうちに1時間が経過し、競技は終了。採点、集計に入ります。

ぼーっとし終わった芸人たちもそれぞれコメント。ファンファーレと熱狂・奥は「巨人師匠が来たときだけビックリしました」、タチマチ・安達は「相方のほうだけ見てたんですけど、太ってましたね」。その相方である胡内は心拍数を測っていないにもかかわらず、「東京に行く気満々」とコメントするなど、思い思いのボケで笑わせました。

ここから結果発表です。ウップスヤン氏からまず芸術点の高かった上位10人の番号が読み上げられると、技術点がいちばん高かった人に特別賞を、そして総合順位1位から3位の人には賞状などを贈呈。優勝を飾った女性3人は「めっちゃうれしいです!」と笑顔を見せていました。

<大会結果>

1位 内藤千晶 他2人 
※11月3日(月・祝)に東京で行われる「TOKYOぼーっとする大会」の本戦への招待券を獲得
2位 谷脇愛 他1人
3位 竹内早映子

出典: FANY マガジン
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