明石家さんまが超豪華ゲストと贈る音楽と笑いのフェス『さんま PEACEFUL PARK 2025@大阪・関西万博』が、9月7日(日)に万博会場内のEXPO アリーナ「Matsuri」で開催されました。さんまを筆頭とした人気芸人たちだけでなく、歌手の和田アキ子やMISIA、女優の浅田美代子らが集結! 吉村洋文大阪府知事や横山英幸大阪市長も登場して、集まった大観衆を前に笑い満載のパフォーマンスを披露しました。

「世界の国からこんにちは」でスタート!
閉幕まで1カ月あまりとなった大阪・関西万博では、9月4日(木)〜17日(水)の期間、大阪府と大阪市が主催する「大阪ウィーク〜秋〜」が開催中です。その一環として開催された今回のイベントの予約チケットには、約5万人が応募しました。
このプレミアムなチケットを手に入れたファンに加え、惜しくもチケットを入手できなかった多くのオーディエンスが会場の外に詰めかけ、イベントへの期待の大きさを物語りました。大きなさんまのバルーンが設置されたステージでは、CAPTAIN VINYL(DJ NORI & MURO)によるオープニングDJプレイが行われ、開演前から会場の熱気が上昇していきます。

会場に、この日のために用意された曲「さんま DE サンバ」が流れると、ステージに“さんまDEサンバ オールスターズ”のメンバー、ブラックマヨネーズ・小杉竜一、次長課長・河本準一、森三中・黒沢かずこ、EXIT(兼近大樹、りんたろー。)らが登場! 続いて、さんまが姿を現し、1曲目となる前回の大阪万博のテーマ曲「世界の国からこんにちは」がスタートしました。
さんま、ジミー大西、ナインティナイン・岡村隆史、EXITらはフロートに乗って会場内をひと回り。さんまがフロートの上から「暑い!」「ご苦労さん!」と会場へ声をかけると、ジミーも「やってる、やってる~!」とおなじみのギャグで盛り上げます。ステージに戻ったさんまは、「こんにちは! 暑い! なんでこの時間(15:00スタート)からや?」と気温にクレームをつけていました。

吉村洋文知事が「よ~い、スカート!」
「(暑さで)リハーサルで限界」とコボすさんまに、メンバーから「(リハーサルを)きっちりやり過ぎ!」とツッコミが入るなか、さんまは「あとから“でっかい歌姫”出てくるから」とポロリ。そんなこんなのトークを交えながら、怒涛のオープニングが続きます。
まずは、さんまが“カッコいい”と絶賛する矢沢永吉の名曲「トラベリン・バス」から。バンドの演奏と息ピッタリの歌い出しを何度もリピートするさんまに、周囲から「何回やるんですか!」とツッコミが入ります。
そしてナイナイ・岡村を巻き込んだ掛け合いから、EXITの「ポンポン!」とジミーの「やってる、やってる~!」のコール&レスポンス対決がスタート。木村拓哉に憧れているというEXIT・りんたろー。がSMAP「SHAKE」を披露し、兼近はB’z「ultra soul」で会場をアオリます。

ここでナイナイ・岡村が尾崎豊「15の夜」の好きなフレーズを歌い出すと、さんまからクレーム交じりのツッコミが。岡村はさらに反町隆史「POISON 〜言いたい事も言えないこんな世の中は〜」を披露しますが、やはりさんまからダメ出しが……。さんまはさらに松山千春のモノマネを披露するなど、まだオープニングなのにノリノリです。
そして30分が経過したころ、さんまがスカートを着て「よ~い、スカートめくれちゃいや〜ん!」とダジャレを繰り出すと、岡村がポケットからうどんを取り出して「いまから大阪万博、よーいうどん!」とボケて、いよいよフェスが開幕へ。
吉村知事がミャクミャクとともにステージに登場すると、やしきたかじんの名曲「やっぱ好きやねん」を歌うボケから「よ~い、スカート!」。さんまから「お笑い選挙、落選!」とダメ出しが入るなか、ようやく吉村知事が「さんま PEACEFUL PARK 2025@大阪・関西万博、スタート!」と宣言して、フェスがスタートしました。

MISIAの登場に会場がヒートアップ
まずは海原ともこが、夫の前田耕陽が所属するバンド・Rockon Social Clubと共に登場。MISIAとRockon Social Clubの曲「傷だらけの王者」を披露します。ともこが、MISIAを思わせる真っ白い衣装で1コーラスを歌い上げると、ここでMISIA本人が登場。会場から大歓声が起こるなか、MISIAが圧巻の歌声を響かせました。
続いてRockon Social Club、ジミー、岡村、EXITがウルフルズ「ええねん」を披露。そして、呼び込まれたさんまが、桑田佳祐作詞・作曲の「アミダばばあの唄」を歌いながら「見たなぁ〜」で盛り上げます。浅田がステージに登場すると、自身のヒット曲「赤い風船」で大きな拍手を浴びました。



お次は大阪・新世界を舞台にしたコント。次長課長(河本準一、井上聡)が会場から登場して参加します。なぜか、ここから河本が持ってきたアイテムを使った“モノボケ”がスタート。スベる芸人が続出するなか、さんまがジミーに「万博1周走ってこい!」と申し渡す一幕もありました。
途中から浅田や吉村知事も参戦したモノボケ大会は、横山市長が工事用ヘルメットをかぶって「今日で阪神優勝や! でも飛び込みはだーめだーめ!」と呼びかけて、会場をしっかり盛り上げました。

“大阪メドレー”で名曲連発!
“大阪メドレー”では、ビビアン・スーが欧陽菲菲「雨の御堂筋」を歌い、海原やすよは、海原千里・万里「大阪ラプソディー」を熱唱。
Rockon Social Clubと吉村知事、横山市長がやしきたかじん「やっぱ好きやねん」で歌声を響かせると、大型モニターにジミーが登場するカラオケ風映像が流れます。続く次長課長・河本は、自分が出演するビデオをバックにBORO「大阪で生まれた女」を歌い上げました。



岡千秋・都はるみの名曲「浪花恋しぐれ」では、着物姿のさんまと浅田が登場します。さんまが渾身のセリフパートを披露して会場から歓声が起こりますが、直後の歌い出しで浅田が笑い出すハプニングも。
ここで再びMISIAが登場して上田正樹「悲しい色やね」を熱唱。さらにLittle Glee MonsterとコラボしてDREAMS COME TRUE「大阪LOVER」を歌います。Little Glee Monsterは、自分たちの曲「世界はあなたに笑いかけている」も披露しました。



和田アキ子とMISIAの夢のコラボ
日が傾き始めたころ、満を持して和田アキ子が登場するとボルテージはさらに上昇! 自身の名曲「笑って許して」を披露すると、会場から「アッコ!」の声が飛びます。「楽しんでますか? 来たぞ、大阪へ!」と呼びかける和田は、「よかったな、(背が高い)私で。天童よしみやったら見えてへんで」とひとボケ。

「さんまの古希のお祝いということで来させてもらいました」という和田は、この日、東京での生放送終了後に駆けつけ、フェス終了後に再びとんぼ返りするとのこと。「往復7時間、滞在1時間くらい」と笑わせると、続けて「みんなの心に明日からも希望の鐘が鳴りますように」と「あの鐘を鳴らすのはあなた」を熱唱しました。
ここで「ええなぁ、歌上手いって」とさんまが登場すると、2人の爆笑トークがスタート。さらに、和田の曲「もう一度ふたりで歌いたい」で和田とMISIAが夢の共演。MISIAは「アイノカタチ」も披露して、会場を魅了しました。

イベントもいよいよ終盤。さんまが参加したBEGINとアホナスターズによる名曲「笑顔のまんま」が始まると、さんまは「この機会を与えていただいて、ありがとうございました!」と会場に挨拶。そして改めて「さんま DE サンバ」を歌いながら、メンバーたちが3つのフロートに分かれて盛り上げます。
「大阪~! どうもありがとうございました!」
最後にさんまが叫ぶと、ラストは、さんまの強い思い入れがある甲斐バンドの名曲「最後の夜汽車」のMISIAカバーバージョンが会場内に流れ、モニターに大阪の風景やこの日のライブ映像が映るなか、イベントは終了しました。











