芸人がトラブル回避法を伝授⁉
法務省「社会を明るくする運動」イベント開催

4月29日(金・祝)から5月1日(日)までの3日間、大阪府吹田市の万博記念公園で開催中の「Warai Mirai Fes 2022 ~Road to EXPO 2025~」(チーム関西・吉本興業共催)。30日(土)のW-stageでは「芸人ってツラいよ!トラブっちゃったトークwith 法務省 社会を明るくする運動」が行われました。

出典: FANY マガジン
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このイベントは、法務省「社会を明るくする運動」の取り組みの一環として開かれたもの。「社会を明るくする運動」のテーマである「#生きづらさを、生きていく。」に焦点を当て、法務省の取り組みを紹介するとともに、人気芸人たちが自身に降り掛かったトラブルについて、そのときの思い、立ち直り方などを話しました。

ステージにはMCのおいでやす小田、福本愛菜が登場。小田は「やっと今日でイベント始まったって感じですよね」と昨日の悪天候を振り返り、「イベント始まりま〜す!」と持ち前の大声で会場のお客様にアピールします。そして、和牛の水田信二、コロコロチキチキペッパーズ(ナダル、西野創人)が登場し、福本からイベントの内容が伝えられました。

続いて、法務省の更生保護振興課 瀧澤千都子課長と、一昨年に「社会を明るくする運動」のアンバサダーを務めたバッドボーイズの佐田正樹が登壇。マスクを忘れた佐田に全員から一斉に「バッドやな〜」「更生してへん!」とツッコミが入ります。瀧澤課長は「社会を明るくする運動」について、犯罪などのない明るい地域社会を作るため全国で展開しており、犯罪を犯した人の立ち直りを支える運動と説明しました。

自身が立ち直りを経験した佐田は、体験談を話しながら更生に向かわせる活動をしていると話します。非行に走った子どもたちの不安な気持ちなどを汲み、その相談に乗ったりしながら、更生への道をお手伝いしていると話しました。

水田は「生きづらさを生きてる」

出典: FANY マガジン
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続いて芸人たちのトラブルにまつわるトークがスタート。まずはナダルから。芸人ならではのトラブルもあると話し始めたかと思うと、今年出版された「いい人である必要なんてない」という自身の本について「今日買ってくれた人」と会場に呼びかけ。人数が少ないと見るや、暴言を吐くというらしさたっぷりの態度をとり、笑いを誘います。そして、出版にあたり母校を訪れた際、先生にボケがまったく通じなかったというエピソードを披露。さらに2700の八十島への失礼な対応も告白します。

水田は「モメちゃうことが多い」とポロリ。携帯ショップでのスタッフとのやりとりを話しますが、その内容がやはり理詰めで相手をやり込めるというもの。「きたー!」「やっぱりー!」と全員が盛り上がる中、佐田は「すごいですね、もし水田が警察官なら絶対つかまりたくない」とコメントし、笑いを誘います。水田のエピソードには瀧澤課長も「生きづらさを生きてるな、と」と苦笑いでした。

「保護司はボランティア」に驚き

出典: FANY マガジン
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ここで大阪保護観察所から保護司の尾田英登さん、田中実佐子さんが登壇。まずは瀧澤課長から保護司について、犯罪や非行した人を地域で支えるボランティアと説明があると、小田は「ボランティア!」と驚きの表情。瀧澤課長からは、全国で47,000人、大阪で3,000人弱の人が活躍していることも伝えられました。

尾田さんは、保護観察になった人のところを月に2回くらい訪れ、30分〜1時間くらい会って話すとのこと。最初はなかなか話をしてもらえないものの、少しでも警戒を解いてもらえるようにしていると話し、「繰り返していると徐々に心を開いてくれることが多い」と自身の体験を明かしました。

これに対し、20歳まで保護司の人と会っていたという佐田は「遊びたいから約束を破ったりしてた、うっとうしい存在と思ってた部分もあった」と明かしますが、「大人になって全員がボランティアだったと聞いたとき、たまらん気持ちになった、もっと向き合えばよかった」と懺悔。今では尊敬している、タイムスリップして戻りたいと振り返ると、瀧澤課長は「保護司もその変わっていく姿を見るのがうれしい」と笑顔をのぞかせました。

ナダル、法務省に猛アピール

イベント後の囲み取材で佐田は「お客さんにも親身になって聞いていただけたので、こちらが伝えたいことを理解していただけた感じがあった」と満足げな表情。西野は「問題を起こしてしまった人への保護司の方の接し方など、普段聞けないことが聞けた、自分もTKOの木下さんとか緊張したので……」と話すと、「そんな名前使われへん」とナダルがツッコミ。しかし「使われへんことない」と佐田がさらにツッコミます。ナダルは「保護司がボランティアって全く知らなかったので勉強になった」と話しますが、すぐに「僕もできることは協力したい。法務省さんの仕事、したいな!」と強烈にアピール、佐田から「法務省さんからお断り」と即NGが出ていました。

SDGsへの取組については、DIYのとき廃材などを使っていると佐田。西野は「奥さんが料理が得意で、無駄な食材を出さないようにしてくれている」と話します。ナダルは、BS-TBSの「クイズ!薬丸家のSDGs生活」という番組に出演しており、「そこで学ぶことがある。家で古紙を集めたりしている。そういうことに興味があるので法務省の方に……」と再びアピールしていました。

出典: FANY マガジン
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続けて「最近のトラブルは?」という質問に、西野はリモート打ち合わせ中にナダルが食事していることを明かし、この間はラーメンを食べていてほとんど会話にならなかったと暴露します。しかし、ナダルは「リモートのときは気が抜けまくりで」とまったく悪びれた様子はなし。自身の体験談としては、ファンの人へ「コロナの時期なので握手を断っている」と言いたかったものの、言葉が足らず「コロナなので握手を断っている」と言ってしまったというややウケエピソードを披露しました。

ナダルは法務省の仕事をするならこういうことができますということはありますか?と質問されると、「法務省の一番えらい方の靴を食べられます!」と断言しますが、「知らないことが多いので、それを伝えていきたい」としどろもどろに。「熱意だけはあります!」とアピールしていました。

Warai Mirai Fesは2025年大阪・関西万博に向けて、SDGsの目標達成を旗印に、笑いと食、音楽の力で関西からムーブメントを拡げるイベントです。音楽とお笑いのライブに加え、ワークショップやスポーツ教室、グルメ、さらに体験することは学ぶことをテーマとする「ラフ&ピース マザー」の「やってみた展~カラダで学ぶ遊園地~」など、多彩なイベントが開催されます。また、フードエリアでは、お客様に持参いただいた「my食器」で食品を提供する試みを実施するなど、SDGsの実践に取り組んでいます。

Warai Mirai Fesの詳しいプログラムなどは「Warai Mirai Fes 2022 ~Road to EXPO 2025~」公式HPをご覧ください。

「Warai Mirai Fes 2022 ~Road to EXPO 2025~」公式HPはこちら
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イベント概要

Warai Mirai Fes 2022~Road to EXPO 2025~

日程:4月29日(金・祝)~5月1日(日) 
会場:万博記念公園(大阪府吹田市千里万博公園1-1)
(お祭り広場・上の広場・下の広場・EXPO’70パビリオン)
共催:チーム関西(関西の14企業・大学で構成)/吉本興業株式会社          
※雨天決行。ただし荒天の場合は中断・中止の可能性があります。

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