約12年ぶりに復活した伝説の大型お笑いライブフェス『LIVE STAND 22-23 FUKUOKA』2日目の公演が1月15日(日)、マリンメッセ福岡で開催。イベントを締めくくるのは、「ネタステージ＆エンディング」です。ネタを披露したのは、さや香、オズワルド、ネルソンズ、男性ブランコ、トレンディエンジェル、ミルクボーイ、中川家、博多華丸・大吉というファイナリストやチャンピオンなど人気芸人の面々。最後の最後まで、マリンメッセ福岡を笑いで大いに揺らしました。
チャンピオンやファイナリスト芸人が続々登場！
このブロックのトップバッターはさや香。心霊スポットに行こうと誘われた新山が石井に相談を持ちかけるネタ。続くオズワルドは、畠中が気になる人とクルマで初デートに行くネタ。
ネルソンズは説教する上司と、それ以上にキレる同僚のコント。男性ブランコは、音符運びのネタ。浦井に音符が刺さるたび、平井はステージを広く使って慌てていました。
トレンディエンジェルは、斎藤がやってみたいというオーケストラのネタ、ミルクボーイは「オカンが最近ハマっている食べ物」というネタ。パックンチョで展開してゆきます。
中川家は駆け込み乗車などを盛り込んだネタを。最後を締める華丸・大吉が出てくると、会場からは惜しみない拍手が贈られます。「バンザイを極めたい」という爆笑につぐ爆笑のネタで、フィナーレを盛り上げます。
そしてついに大エンディングの時が来ました。「Laughにいこうぜ！」をキャッチコピーに、昨年夏から東京・大阪・福岡と三都市で開催した『LIVE STAND 22-23』がついに閉幕。出演芸人がステージに呼び込まれ、ライブスタンジャーの博多華丸・大吉、中川家、タカアンドトシ、千鳥、かまいたちが勢揃いし、LIVE STANDを振り返ります。
かまいたち・濱家は「東京、大阪、福岡で開催されましたが、福岡が一番楽しかったです！」と叫びましたが、山内に「全会場で言ってる」とすぐ暴露されていました。「福岡は本当に大好き」と語ったのはタカアンドトシ。華丸・大吉に触発されたのか「ぜひ北海道でもLIVE STANDをやりたいです」と笑顔で語ります。千鳥は「最高でした。楽しかったです。博多最高、華大さんの施しも最高！」とご満悦。一方、「我々、（福岡の）滞在時間1時間です」という中川家に、「はよ来てよ！ ギリギリに来んしゃーて！」と華丸が温かい言葉を。そして今回、海原やすよ ともこは急きょ欠席となりましたが、大吉は「また次は一緒にやれたら！」との言葉を贈りました。
オールエンディングは、LIVE STANDのテーマ曲『LAUGH! LAUGH! LAUGH!』を全員で合唱。ダイアン・津田の「ラフ！ ラフ！ ラフ！」のシャウトが響く中、タカアンドトシ、千鳥、かまいたちはトロッコに乗って客席通路を回り、お客さんたちに感謝の気持ちを届けました。
最後は大吉の音頭で「それじゃあ明日もラフに行こうぜ！」と声を合わせ、幕を下ろしました。
『LIVE STAND 22-23 FUKUOKA』は、2日間でのべ1万8000人が来場、出演芸人はのべ52組129人となりました。
ライブスタンジャー6組12人は“吉本殿の12人”
終演後、ライブスタンジャーの博多華丸・大吉、中川家、タカアンドトシ、千鳥、かまいたちが囲み会見に登壇。それぞれにLIVE STANDの思い出を語ってくれました。
かまいたち・濱家は「東京・大阪・福岡とライブスタンジャーとして馬車馬のように働かせていただきました。個人的には、何も言われてないのに自分らのYouTubeチャンネル（かまいたちチャンネル）でLIVE STANDの告知をしたのが一番よかったなと思います」、山内も「誰よりもライブスタンジャーをした自負があるので今後の会社の評価に期待したい」と、粉骨砕身でがんばったようです。
千鳥・ノブは「東京は怪我で参加できませんでしたが、大阪・福岡の2会場で、お客さんもむちゃくちゃ入ってくれたし盛り上がっていた。定期的にやりたいなと思います」、大悟は「ライブスタンジャーを三都市でやってきて、やっと肩の荷が降りた。ちょっと楽になれるかなと思います」とホッとした様子。タカアンドトシ・トシは「途中でノブスタンジャーが怪我をしまして、今回はともこスタンジャーが怪我をしてしまいましたが、無事完走できてよかったです」と充実の表情。タカは「ライブスタンジャーになった時に名刺をいただいたんですけど、それを誰一人渡せずに終わりました」と心残りを語りました。
中川家・礼二は「先ほど言っていたように、ノブやともこ姉ちゃんが怪我しまして。もしまたやるなら、みんなでお祓いに行って万全な状態で、またやれるチャンスがあればやってみたいです」と語り、記者陣を笑わせました。剛は「ライブスタンジャーと言いながら中川家にはあまり仕事をくれない。僕らもやりますんで！」とアピール。博多華丸・大吉 華丸は「ライブスタンジャーは6組12人いるんですが、僕はもう『吉本殿の12人』だと思っています」と熱いコメント。大吉は「冗談抜きで、我々は本当にホッとしています。東京・大阪はある程度成功すると思っていましたけど、福岡は初めてだったので。こんなに大盛況で、ありがとうございます」と改めて感謝を伝えました。
華丸・大吉が監修したケータリングの屋台で先輩・後輩の交流も
3会場に渡って開催された『LIVE STAND 22-23』の思い出も語りました。
華丸は「マリンメッセという大きな舞台で武田鉄矢さんの『こらえちゃっときない』を歌えたこと。漫才も気持ちよかったけど、歌を歌った時の気持ちよさはすごかった」と振り返ります。大吉は「LIVE STANDが約12年ぶりで、ステージから客席を見たら、お客さんが持っているうちわに『男性ブランコ』とか『カベポスター』とか書かれていて、時代が動いているなと感じました」と感慨深げに語りました。剛は「（ケータリングの）屋台でラーメンを食べようかなと思ったんですけど、二世代下の後輩がいたので入れなかったです」と語りながらも、「でも、福岡は裏も充実していて皆キャッキャしてて、楽しかったですね」と感想を。礼二は「LIVE STANDが始まる前のポスター撮影の時はどうなるんやろう？ と思うくらい殺伐としていてね。一人ひとり文句言いながら。でも終わりよければすべてよし！ よかったと思います」と笑顔。
タカアンドトシ・タカは「12年前の、大失敗に終わったLIVE STANDが今回は大成功になったのが一番大きな出来事でした」と語り、トシに「12年前も大成功だったよ！」とツッコまれていました。そしてやはりケータリングの充実ぶりに話が及び、「到着してすぐライスとおかずクラブが屋台に走っていました。福岡だけでもいいから続いてほしい」と願望も。トシは「僕は、東京・大阪・福岡すべての会場で最後にトロッコに乗せてもらったんですけど、かなりガタついていました。次やるときは強化してもらいたい」とリクエスト。
大悟は「（ケータリングで）博多の屋台が来てくれたので、そこで先輩や後輩と皆でしゃべれた。そこで年齢を感じたのが、若手は皆Tシャツなのに僕ら世代は全員ダウンでした」と明かしました。ノブも華丸と屋台で語り合ったそうで「博多華丸さんと同期のケン坊田中さんが、田中健二に改名したことを広めてほしい、とお願いされました」とのことです。 濱家は「どの会場も皆楽しく、お客さんが盛り上げてくれて、僕らも気持ちいいし、お客さんも楽しいし、となっていたんですけど、印象に残っているのが藤崎マーケットの田崎だけが誰も見に来てなかったこと。『田崎が今、吉本で一番人気がない』と証明できたのが印象的でした」とそれぞれの思い出を振り返りました。
なお、「LIVE STANDネタステージ＆エンディング」 はFANY オンラインチケットで配信中。1月23日（月）23時59分まで見逃し視聴可能（販売は同日正午まで）です。
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