12年ぶりに復活する伝説の大型お笑いライブフェス『LIVE STAND 22-23』に出演する人気芸人たちが、7月20日（水）に都内で開かれた合同取材会に登場しました。今回、登壇したのは、8月の東京公演に出演するおいでやす小田、見取り図、マヂカルラブリー・野田クリスタル、ニューヨーク、ネルソンズ、そしてZAZY。それぞれが12年前を振り返りながら、今回の特別なステージに向けた意気込みを語りました。
『LIVE STAND』は、幕張メッセ国際展示場で8月19日（金）から3日間の日程で開催される東京公演を皮切りに、9月17日（土）、18日（日）には大阪（大阪城ホール&COOL JAPAN PARK OSAKA）、年明け1月14日（土）、15日（日）には福岡（マリンメッセ福岡）の3都市で開催。総勢1000人を超える吉本芸人が出演予定です。
12年前に何をしていた？
前回の『LIVE STAND』があったのは12年前。今回、出演する芸人たちはそのころ、なにをしていたのでしょうか。
劇場メンバーでも最若手だったと振り返るのは見取り図（盛山晋太郎、リリー）。リリーが「おカネがなかったんで、当時、（家賃が）4万1000円の家に住んでいましたね……」としみじみ語りますが、盛山から「いまも住んでるやんけ！」とツッコまれていました。
一方、ニューヨーク（嶋佐和也、屋敷裕政）は、ちょうどNSC（吉本総合芸能学院）を卒業したころで、よく野外でネタ合わせをしていたとのこと。ある公園では、「だいたい3回に1回くらいトレンディエンジェルさんを見かけて、外で（ネタ合わせを）やってるんだって（驚いた）」と嶋佐。屋敷も「うるとらブギーズさんとか、いましたね」と添えて笑いを起こしました。
また、いまやM-1とR-1の2冠を達成したマヂカルラブリー・野田は当時、両国国技館で開催されたM-1準決勝の“苦い思い出”を語りました。
「両国国技館なのに、センターマイクしか（音を）生かしてなくて、フットマイクがなかったんですよ。それで（動きを封じられて）完全に終わりました。ゼロ笑いになっちゃった」
野田と嶋佐がマッチョ対決！？
そんな彼らも含めて、総勢1000人を超える芸人が出演する超大型イベントとなる今回のフェス。登壇した芸人たちの中からライバルを問われると、嶋佐は「現時点では負けているんですけど、勝ちたいのは……」と野田を名指し！
というのも、いま体を鍛えてる嶋佐は、秋までには“マッチョ芸人”の野田に勝ちたいのだとか。ここで、野田が無言で脱ぐように指示を出し、2人で上半身裸になってポーズ。「野田さんすごい！」「嶋佐もすごい！」と声が上がるなか、野田が「俺を超えろ！」とエール。感極まった嶋佐は「いまから（フェスで）『マッチョブース』を作ってください！」とスタッフにお願いしていました。
そんななか、ZAZYが挙げた名前も野田。今年のR-1で準優勝した際、審査員だった野田の審査内容について文句を言いたかったようですが、野田はまたも無言で脱ぐように指示します。意外にもスラリとしたZAZYの身体に笑いが起きると、野田は「素材はいいね」とコメントしました。
ZAZYはみんなのものなので…
『LIVE STAND』のステージに向けて、芸人たちもそれぞれ気合十分です。“声量”を武器にする小田は「会場がすごくでかいので、会場に響き渡るくらい『ウァー！』と言おうと思います。幕張を飛び越えて、（同じ千葉県内の）船橋くらいまで届けたい！」とやる気満々。盛山が「迷惑ですよ……」と静かにガヤを入れると、小田は急に大声を出して「“くらい”って言うてるやろ！」と絶叫していました。
見取り図は、リリーが周囲に睨みをきかせつつ、「あのー。どいつもこいつも弱そうなんで……倒すだけです」と、ケンカ腰に。じつはこれ、人気格闘技イベントの会見のパロディで、すかさず盛山が「（格闘技イベントの）ブレイキングダウンやないか！ そういうイベントちゃうねん」とツッコんでいました。
ニューヨークは、今回の『LIVE STAND』で、過去に爆笑問題やネプチューンなどを輩出したボキャ天ブームを超えると宣言。一方、12年前のフェスに出演したときには“若手”だったため楽屋でソワソワしていたという野田は、「すでに賞レースチャンピオンになったので、胸を張って会場をうろつきたい」と、また別の“宣言”をしていました。
最後に、前回のフェスのころは本名で活動していたというZAZYが、こう“意気込み”を語るのでした。
「ここ10年でZAZYが成長して認知されたので、お笑いファンを全員、ZAZYにしたいです。僕1人でZAZYを独占しすぎていた……。ZAZYは、みんなのものなんで」
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